第143話

LIVE TOUR 2021
1,218
2022/03/27 03:00








side⇄あなた




今日は、RISING SUN TO THE WORLD 2021の
初日東京公演。
1年前のこの頃、
そこで復帰するはずだったLIVEが中止になった。
あの日からもう1年が経過した。


あの時は、この情勢が1年先も続くなんて、
微塵も考えていなかった。


よりいっそう猛威を振るうウイルスは、止まることなく
私の仕事関係者や、事務所に影響をもたらし、
その度に自主隔離を強いられる日々。


それを乗り越えて、今回LIVEが出来る事になった。
日本のエンタメを動かす先陣を切ることになる我々が
必ずこのツアーを完走して、エンタメに動力をもたらす。
そんな使命感に駆られて、いつも以上にアップに
気合いが入る。







敬浩「むっちゃぁん、アンタLIVE久々ちゃん?」
『そうですね、有観客はRTF以来です』
敬浩「ほーん、まぁ楽しめよー」
『言われなくても楽しみますケド(笑)』





私は1年と4ヶ月ぶりの有観客ライブなもんで、
現場入りしてから会う人会う人に、
what's up される。(笑)





啓司「あなた〜、」
『なに〜』
啓司「気合入ってる〜?」
『今日の気合いは啓司くんには負けないよ』
啓司「おおw  そうかそうかw」



啓司「…今日は気まずくならねーようにしねーとな?」
『いや、気まずくしてんのそっちじゃん笑』
啓司「ホントHIROさんがこの人選好きすぎるからさ、」
『啓司くんが気まずくならなきゃいいんだよ』







TiAmoや、Lovers Again、
ちょっと悲しい失恋ソングに、よく私たちが選ばれる。
ダンスというよりかは、


ドラマのような演技力が問われるパート。


TiAmoとかは、あの、すごい歌詞してるから、(?)
表現するとちょっと生々しくて、
啓司くん恥ずかしくていつも気まずい空気出してくるの
おかげでファンの子から、
「この2人は別れて拗らせてるカップルにしか見えん」
って。(笑)
そのような事実は一切ございませんよ?(笑)





今日は岩本母もおいでになるそうで、、
あとひかるとふっかさんも。
ひかるが、車で母とふっかさんを迎えに行って
東京ドームに連れてきてくれるみたいです
アイツ自分で来いよな。笑


Hikaru
Hikaru
ついた




LINEが来たかと思えば弟くん。
着いたみたいなので迎えに行くか



『ちょっと家族迎えに行ってくる〜』
啓司「ひかるくん?」
『うん〜』
啓司「俺も行くって言いたいところだけど、
大体そゆ時ってムクの彼氏もいるからいいや」
『彼氏?ナンノコト?』
啓司「また〜はぐらかしちゃって♡♡」
啓司「ウワサは度々聞いてんだからね♡♡」
『うざ。』
啓司「照れた!笑  アキラさんムクが照れました!」
AKIRA「それきた!むっちゃんが照れたって!!!」←
『うわうざいうざいうざい、、』(小声)







全力ダッシュでドームのまるーい廊下を駆け抜ける





TETUYA「おわっ、何、、50m走、?」←

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