第11話

異変
5,264
2020/11/14 01:43




















あなた「やだなの、!!」
広臣「ちょ、あなた!!!落ち着け、」
あなた「……ぅぅ、っはぁ、(過呼吸)」
直人「ちょっと待ってゆっくり息してあなた!!」
あなた「…すーっ、はーっ、…っっ、っは、っは、」
ELLY「いよいよやばいなこれ……、、」
直己「医務室空いてるか確認してくる、」
広臣「お願いします、!」



























臣さんは、あなたを胸に収めて落ち着かせてるし
直己さんは、察して医務室の確認に行った
いつも朗らかなNAOTOさんも、
あなたのこの状態を見て、
焦って、バタバタしてる。
残りの3人も、スタッフさんと掛け合って、
リハを中断することをお願いした。
…なのに俺だけは、、


















まだデビューして3年ちょっとだけど、
それでも交流会とかで昔から知ってて、
デビューするために一緒に練習して隣で踊って
正直あなたの事、俺が1番解ってるって思ってたのに
俺、あなたのために出来てることあるかな、、













こんな時、あなたなら、「ウジウジすんな」って
言うんだろうな、どうせ。
だったら、俺は…


























『臣さん、俺、あなた医務室まで運びます』
広臣「了解、あなた、岩ちゃん運んでくれるって」
あなた「…ヒック、っはぁ、っっ、」
















未だに、荒くなった呼吸が治せないあなた
臣さんの胸あたりにおでこをくっつけて
泣き疲れて寝そうになってる。
そんなあなたの膝裏と首に手をかけて、
一気に持ち上げる。

















『え…、あなた食べてないでしょ、』
あなた「…食べてるし、」
あなた「てか……はや、…く、、」
『生意気すぎ、笑』











軽すぎるあなたを抱えて、医務室に向かった。
ほんの少しの恋心をかき消して、なんてね

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