side⇋照
結局、姉ちゃん奢りのご飯会を開催した俺ら。
でも、姉ちゃんは途中で用事ができたらしく、
ほとんど食べずに帰っていった。
メールには、
「友達のダンサーから、レッスンして欲しいって来たから」
という1文が、ポツンと書かれていた。
辰哉「うまー。」
亮平「こんな高い所だと思わなかった、、、」
涼太「え、お会計大丈夫なのかな、、?」
翔太「ふっかアホほど食ってるけど、大丈夫そう?」
辰哉「タダ飯なんだから、食い散らかす」←
大介「ふっかさん最低〜(もぐもぐ)」
亮平「ん?、ん??」←
翔太「佐久間やべぇ、(笑)」
涼太「やべぇって言ってる翔太も食べてるけどね?」
『お前らちょっとは遠慮しようぜ、』←
真面目に遠慮してるのは、阿部と舘さんくらいで。
“ 大丈夫そう? ” と聞いてる翔太も
しっかり腹ごしらえしてるし。、、(笑)
食べ盛りな男6人(3人)が腹いっぱい食べると、
当然お会計は俺らじゃ払えない金額……
明細を見て震え上がる俺たち。
翔太「やっば!やっばやっばやっば!!」
涼太「ほぉぉらぁぁ、、、」
亮平「言わんこっちゃない、、、、」
辰哉「アハ、食いすぎた★(もぐもぐ)」←
大介「ほとんどふっかじゃなーい、?(もぐもぐ)」
『お前らしっかりデザートまで食ってんじゃねぇ^^』
ほんとに呑気な2人に心底呆れるほか4名。()
それでも最年長なのか…?←
『今日財布何円入ってる、?』
涼太「俺は1万くらい、、」
『俺7000円しかない、』
亮平「俺4000円しかないよ、、」
翔太「おれ財布忘れたわ」←
涼亮照「「「…タダ飯狙い確信犯、」」」
『一応聞くけどふっかは?』
辰哉「ん?俺も忘れたー」
『…聞くんじゃなかったわ、』←
『さくm……、』
亮平「佐久間聞いちゃダメだよ、いつも金欠だから」
『そっかやめとく。』←
姉ちゃんも、流石にここまでいくとは想定外なはず。
どっちみち、2万は俺らが負担しないと。
あぁあぁ、どうするどうする、、、
ようやく事の重大さを理解してきたアホ2人()は
やっと焦りだして
個室をウロウロしてる。(笑)
そんな中で入ってきた店員さんが驚きの言葉を発する。
“あ、お代金全額頂いてますよ。”
「「「ええっ?!」」」
大介「っえ、まじで…?」
辰哉「流石あなたちゃんだわ!稼いでる〜」←
『……(笑)』
やっぱり、姉ちゃんは姉ちゃんだった(?)
✧約2時間前のムクさん✧
あなた「すいません、」
店員「はい〜!」
あなた「1番奥の個室の会計これでお願いします」
店員「…は、はぁ、…、」
ムクちゃん、現ナマで諭吉さん10人を置きました()
あなた「これで足るはずなので。余ったら1番背高いやつに渡してください」
店員「…(ポカーーン)」←
後にそれを聞いた照くんは、
チョコの菓子折り持ってお礼しに行ったそうです()
初対面 fin.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。