第13話

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2018/10/09 21:35
少し早すぎたかな。と思い公園に着くと有岡くんらしき人がいた。
りょうちゃん
あーりーおーかぁーー?
大貴
おぉっ!りょうちゃんじゃん
あなた
やっぱり有岡くんだったかぁっ‼︎
早かったんだね
大貴
ちょっと楽しみすぎて
あなた
わたしもだよww
すごく早起きしちゃったよ〜
どうしよう。緊張しすぎて言葉がうまく出てこない。

初めて見る有岡くんの私服。

え。よく見るとわたしとほぼ一緒だった。
あなた
待って。有岡くんの服……
大貴
え?……まじでぇぇ〜っ
あなた
私と同じだよねww
大貴
本当だ。偶然だよなww
あなた
あの、すごく似合ってる
あぁ。言っちゃた。
大貴
え…まじ?ちょーー嬉しいっ
大貴
あなたちゃんも似合ってるっ

いつもお互い制服だから私服とか、新鮮だねっ
あなた
すごく嬉しいよ〜

確かにすごく新鮮だね
りょうちゃん
あーりーおーかぁーー‼︎お姉ちゃんと喋りすぎ
大貴
おー。ごめんごめん
あなた
まだ、みんな来てないね
大貴
そーだなぁ。まだちょっと早いからなww
どうしよう。変に緊張しちゃってうまく言葉が出てこないどころか、

有岡くんの目すら見れない。
大貴
あなたちゃん。もしかして体調悪い?
そう言いながら有岡くんは、私のおでこに手を当てた
あなた
キャ//…
大貴
あっ。ごめん
有岡くんは少し悲しそうな顔をしていたような気がする。

すぐに私のおでこから手を離してしまった。

あなた
ううん。全然大丈夫だよ

ありがとね
本当はすごく嬉しかった。

素直に伝えればいいのにうまくいえない。
大貴
びっくりしちゃったよな

ごめん。
あなた
気にしないで!

びっくりしちゃっただけだから!
大貴
そっか。ありがとな
そう言ってまた、太陽のように笑う君は本当に私を熱くさせる。

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