第5話

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2023/02/16 06:13
九条 天
ねぇ、あなた
九条 あなた
……………
九条 天
………一緒にいて
あげられなくてごめん
九条 あなた
………え…?
九条 天
だって、あなた病気なんでしょ?
ボク、気づかなかった……
一緒にいたら分かったかもしれない
今だってこんなに顔色が悪いのに…
天にぃが弱音を吐くことなんて無かった。
だからこの時凄く驚いた。
九条 あなた
良いよ…仕方ないから…
天にぃは、陸にぃのお世話と
学校で忙しかったし…
私がそう言うと天にぃは顔を顰めた。
九条 天
そんな事言わないで
あなたはボクにとって大切な
妹なんだから
九条 鷹匡
感動的な話をしている時に
申し訳ないんだけど

病院に着いたよ
九条 あなた
病院…ですか?
九条 鷹匡
嗚呼、あなたの病気を知る
為にね
















病院の中に入ると、受付を済まして
診察室に入る。

そこから検査等を行う。

私の検査が終わると結果が出るまで時間があった。

その時、色んな話をした。

九条さんの事、学校の事、私の事。

そんな話をしていると先生に呼ばれた。

だけど、先生は
先生
お父さんとお兄ちゃんだけ
一旦来てください。
あなたちゃんはまた呼ぶね
そう先生は言うと、九条さんと天にぃは部屋に入っていった。

何もすることが無くてボーっとしていると
男の子が話しかけてきた。
???
なぁ、そこの君!!
つまらなそうだが、どうしたんだ?
九条 あなた
えっわ、私ですか…?
???
そうだ!!嗚呼、突然すまなかった!
俺の名前は
守沢 千秋
守沢千秋だ!!
よろしく頼む!!
九条 あなた
えっと、七…九条あなたです
よろしくお願いします
守沢 千秋
嗚呼、よろしく頼む!!
ところでなんだが、あなたは
どうしてこんな所に?
親御さんはどうした
九条 あなた
嗚呼、今先生とお話してて…
暇なんです
私がそう言うと、千秋くんは
守沢 千秋
そうなのか!!
それなら今から俺の友達の所へ
行くのだが、一緒に行かないか?!
九条 あなた
良いんですか…?!
守沢 千秋
もちろんだ!!
私は千秋くんに着いて行った。

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