第3話

美しい剣技
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2021/03/27 10:23
???
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「この人には指一本、触れさせない!」
天の声
天の声
彼は脇に帯刀している刀の柄に手をかけ、
すらりと刀を抜いた。
その瞬間、熱気が彼女の所まで届く。
その刀身は赤い炎をまとっていた。
???
???
「この煉獄の赫き炎刀が!
おまえを骨まで焼き尽くす!!」
天の声
天の声
そう叫ぶと鬼に立ち向かって行った。
鬼
「鬼狩りが!返り討ちにくれるわ!!」
彼と鬼が激突する。
???
???
「炎の呼吸・壱の型、不知火!!」
天の声
天の声
彼の肩にかかっている羽織がはためき、
背中の【滅】という漢字が見える。
さらに激しい熱風が彼女のところまで届く。
髪が熱風で激しく乱れる。
天の声
天の声
そして刀身から発生した
緋色の炎が生き物のように舞っていた。
天の声
天の声
彼女はその光景を恐怖を忘れ、
美しいと感じてしまった。
彼の剣技が美しい舞のように見えたのだ。
思わず胸で手を組んで祈るような
ポーズをとっていた。
でも目を離すことは出来なかった。
都希
都希
(なんてキレイなの……
これが本当に戦闘なんて
信じられないわ……
でもなんてこと!
まだ顔を見れてない!!)
天の声
天の声
彼の剣技は鬼の頸を一撃で跳ね、
鬼は灰に帰った。
天の声
天の声
彼はぱちんと刀を鞘に収め、
くるっと振り返って、
はじめて彼女と向き合った。 
天の声
天の声
続きます。
天の声
天の声
なかなかお互い顔が見れてないですねー(^^;
やっと次回、お互い顔を合わせます。
頑張って毎日更新しますのでよろしく
お願いします。