第4話

時の河を越えて
180
2021/03/27 09:55
???
???
「娘よ、怪我はないか?」
都希
都希
「は…はい、制服は少し破けたけど
多分、大丈夫です……」
天の声
天の声
鬼の爪で制服を破かれたけど
体は痛くない。
でも彼女はそれどころではない。
天の声
天の声
煌々と輝く満月の光に照らされた
燃えるような金髪はとても綺麗で。
ろくに顔を見ることができない。
都希
都希
(キャー、向き合って聴くとますます
いい声ーー(//∇//)
しかも満月背負ってるー(//∇//)
それに、めまいがするほどのイケメンー(//∇//)
もーー、どーしよーー!!)
天の声
天の声
必死に平静を保ちつつ、彼女は答えた。
ちなみに腰が抜けてるので横座りのままだ。
その体制ではあるが、どうしても彼に
伝えたいことがある。
都希
都希
「あ、あのっ!!
危ないところを助けてくださって
ありがとうございます!!」  
天の声
天の声
普通にお礼である。
???
???
「鬼を滅するのは鬼殺隊の責務だ。
当たり前のことだから気にしなくていい」
都希
都希
(いやーー(//∇//)
カッコよすぎーー(//∇//)
声よすぎーー(//∇//))
???
???
「ところでなぜ女子(おなご)がこんな夜中に
ひとりで出歩いている?
たまたま俺が要に
連れてこられて間に合ったから
よかったようなものの、
鬼に襲ってくれと言ってるようなものだぞ」
天の声
天の声
その言葉を聞いて彼女のテンションは
思いっきり下がった。
都希
都希
「問題はそこなんですよ……
つかぬことをお聞きしますが、
今の元号はなんでしょう?
私の時代は令和ですが」
???
???
「令和?今は大正だぞ?」
天の声
天の声
彼はびっくりしたように言った。
都希
都希
「大正!?
どおりでスマホは繋がらないし、
街の明かりは見えないし、
おかしいと思ったんです」
天の声
天の声
ここについてから、唯一持ってこれた
通学カバンに入ってたスマホを操作してみた。
どこにも繋がらなかった。
電話もメールもSNSも。
その時の喪失感は半端なかった。
天の声
天の声
ああ、自分はスマホの繋がらないところに
来てしまったんだと。 
もう家族や友人には会えないかも
しれないのかと。
天の声
天の声
そんなところを鬼に追われ、
目の前の人に助けてもらった。
しかも自分好みの声の人に。
こんな幸運なことはない。
都希
都希
(この人に会えてよかったあああ!!
神様、ありがとうございます!!)
天の声
天の声
思わず彼女は神様に感謝してしまった。
ミーニャ
ミーニャ
やっと対面しました(^○^)
タイトルの元ネタ分かる人は
多分同年代(笑)
毎日頑張って更新しますので
よろしくお願いします。