よーし。早速、スマホ使ってみーよう!
えっ!なんかすごいし!
じゃあ勝利にお礼を…
これでオッケーっと。
あ。
返信早いなぁ〜
こういうもんなのか…?
まあいいや。
えーとじゃあ風磨様にも。
よし。
じゃあいいかなー。
…ん?
え。
えーーーー。
…意味不。
まさかコイツ、かまってちゃんなのか?
いや。そんなはずはないけどな…
っと考えてる場合じゃなく…
え?返信早。
ってこの後どう繋げるのさ!
あー頼む!
もう来ないでくれ…
お願いだから!
うっ…
来たし。
どうか…
ねえーもう。
っは!?
だからー。
もうツラいのよ。
じゃあ…
事務員は絵文字使わないよ?
だーかーらー。
特に意味は無いよ?
やべ。
これ、バイバイって意味だから。
ちゃんと分かってよね?
何コイツ。
暇なの?
よしこれで。
いや。何その絵文字…。
いや。もう履歴がカオス…ならぬカスだから。
内容が無い…。
ちょっと待ってから、返信が来ないのを確認してスマホを置く。
あっ…そういえば、もう1人お礼言いたい人が…
そう、ミヤに連絡すると…
すぐ…電話がかかってきた。
同棲…?
いや。そんな考え方した事はなかったな…。
ミヤ元気そうで良かったー。
なんか勘違いしてるみたいだけど…
まあいっか。
さて。風呂はいろー。
あ、もちろんメイド用ね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。