ジリリリリリリリッ
そして、私の地獄の日課が始まる。
ガリガリガリガリガリガリ
おい!
待って!
抱きつくなぁぁぁ!
へ!?
やばいやばいこの人!?
まじおかしくなったよ!
そう。この人は寝起きだけ別人格なんです。
早く飲ませないと!
そして何故か私の背中に抱きつきながら飲む勝利。
だってだってアンタが!
コーヒーカップ渡されるけど、
これって間接キスでしょ?
いや、待ってよ!
あ、朝から、キス!?
!?
こ、これって…
勝利の舌が、私の唇をこじ開けて…
くちゅ…
小さな水音をたてて唇が離れる。
もうっ、朝から最悪よ!
てか、どういう意味!?
もういいや。
行こう!
ふー。
朝から、とんでもない目にあった。
って、平静を装ってはいるけど、
実は心臓バックバクだし。
ま、勝利にはそんなこと絶対に教えないけどねっ!
あー寝てる寝てる。
今度はどう起こすの?
だめだ。
起きる気配しない…
こうなったら…
ばっ…!
ゆっくり下見ると…
ドタドタドタドタ…
…はい。
とにかく、疲れました。
まぁね、察してよ。
風磨様いわく、男子高校生の寝起きにはありがちらしいです。
作者の呟き………
うー。
最近、エロいやつしか浮かんでこない…(←もう一つのお話で書きまくってるやつね。)
結構重症だわ…
しばらく日常的なやつ、書けそうにない…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。