あなた「スイカは布縫うの上手いねぇ」
スイカ「皮の服とかでお裁縫ならみんなしょっちゅうやってたんだよ…!あなたもすごい上手いんだよ!」
あなた「え、そう?ありがとう!」
陽「にしても上手すぎじゃね?原始人連中全員」
あなた「陽が下手くそなんだよー」
陽「クッソ!コイツ直球で言いやがる!!」
千空が空を飛ぶために必要な布をみんなで縫っている最中
なんだかどんどん大きくなって今じゃものすんごく大きいのが出来上がっている
杠はすごい速さで縫ってるし、みんなでやってるから早く終わった
あなた「わぁ!すごい!私こんなに大きいの初めて見たよ」
ニッキー「リアクションがいちいち大きいね」
あなた「えへへ」
ニッキー「言っとくけど褒めてないからね」
あなた「えぇ!?なんでぇぇ!?」
でもでも、本当に大きくてすごいなぁ
ゲン「んで誰が乗るの?定員3名って俺はやだけど」
大樹「仕組みを知ってる千空は決まりだろう!あと2人は誰だー!?」
あなた「はいはーい!私乗りたーい!」
ゲン「あなたちゃんは慣れると本当に遠慮なく来るねぇ。じゃあくじで決めちゃおう!」
あなた「くじで……?」
ニヤリとなんだか企んでいるような顔をしたゲンはみんなを集めて1人ずつとらんぷを引かせてた
それでじょーかーを引いた人が当たりなんだって
ゲン「はーい、次あなたちゃんの番ね〜。はい、どうぞ」
あなた「じゃー、これ!…ゲン、これはなに?」
ゲン「うーん、残念!」
あなた「えー、私も行きたかったなぁ」
結局千空の他に行く人は龍水とクロムに決定した
クロムは気合いでじょーかーを引き当てたらしい
私、気合いが足りなかったのかなぁ
・
ゲン「あなたちゃんは一緒に待ってようね」
あなた「もぉー、空から見てみたかったなぁー……次は私が当たり引くからね!ゲン!」
ゲン「期待してるね〜」
あなた「んふふ、気合いだけはクロムに絶対負けないんだから」
ゲン「うんうん、気合いだよ気合い」
ゲンとあなたが話しているのを後ろで聞いていた人たちは思った
小さい子とお兄ちゃんみたいだなぁ……と
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!