第40話

さんじゅーきゅー
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2021/08/28 08:46
あなた「ふんふんふーん」

羽京「あなたなんだか今日ご機嫌だね」

コハク「どうしたんだ?何かいい事でもあったのか?」

あなた「んーとねぇ、なんかやっと鍛錬できるなって!」

羽京/コハク「…鍛錬?」





船を作ることになって、みんな大忙し

木を運んだり、石を運んだり、組み立てたり、切ったり

私と羽京とコハクとゲンは木とかを運んでるんだけど、木のマルタを右と左腕に2本ずつ計4本もって運んでる

最初は驚かれたけど、疲れない様子を見たのかその話題は出なくなった






あなた「だってー、鍛錬しないと身体鈍っちゃうし、筋肉も落ちちゃうでしょ?

だから、ちゃんと鍛錬が出来てこの作業は結構良い!!」

コハク「うむ、鍛錬するのはいい事だ。一緒に頑張ろうな」

あなた「うん!」






あ、まって、

私今思ったんだけど、結構みんなと話せるようになってきたんじゃない?

今なんか元気よくうん!と言ってみせましたよ









あなた「…あ、そーいえばさなんで会議なんてしたの?」

羽京「あぁ、それは僕も思った。勝ちは千空に決まっていたじゃないか、なのにどうしてわざわざ……」





会って間もない私でも分かる

千空は頭がいいんだ。1つ…いや2つ先のことまで見通してる感じ





ゲン「手品でフォーシングって分かる?選ばせるカードは決まってる。でもね、自分たちで選ばせる、少なくともそう思わせる

大事なのよそこジーマーで

強いリーダーの押し付けじゃ人って団結出来ないの」

羽京「……ゲン、君が司や氷月じゃなくて千空についてくれて本当に良かったよ」

ゲン「千空ちゃんはね、頼ってくれんのよ人に

大樹杠っていうまるっきり違うタイプとずっと友達してたからだろーねー

よ〜〜〜く知ってんの、人=力ヒトはチカラだって」





あなた「……」





うーん、なんかよく分かんないけど





あなた「つまり、1人じゃ勝てないけど人が沢山いたら勝てるってこと?」

ゲン「うーん、あなたちゃんは独特の感性だねぇー、でもまぁそんな感じ」

あなた「やっぱり」






やっぱり単独任務はダメなんだ

帰れたら御館様に2人以上の任務じゃないと行きませんって言おっと

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