第7話

決意
47
2018/02/26 15:18
__泣き止む間ずっと抱きしめながら背中をさすっていてくれた晴翔

安心してやっと落ち着きを取り戻す
晴翔
もう大丈夫か
咲 えみ
うん
ありがとう
晴翔
咲じゃなかったら制服買い換えてもらうところだった
私の涙で晴翔のブレザーの肩は色が変わっていた
咲 えみ
ごめん...なさい
晴翔
じょーだん

じゃ〜乾かすために家までダッシュな?(笑
咲 えみ
えっ(笑
やだよ(笑
晴翔
やっと見れた
声のトーンを変えて晴翔がいう
晴翔
笑ってる顔やっと見れた
長い間気まずい仲が続いていたから
「やっと」
という言葉がすごく重く感じる。


本当にいつぶりだろう
二人だけで笑いあったのは
咲 えみ
うん
私も晴翔の笑ってる顔久しぶりに見た
晴翔
咲の笑ってる顔が俺一番好きだから

それと、さっきも言ったけど、
咲が隣にいない時が一番辛い
だから俺から離れるんじゃなくて頼れ
困ってんなら一緒に悩む
いきなり「好き」とか、気持ち伝えられて
恥ずかしくて俯く
晴翔
えっ?照れてんの?(笑
咲 えみ
だって晴翔がっ
晴翔
あーはいはい(笑

んで分かった?
俺から離れんなよ?
咲 えみ
うん。

離れない。
恥ずかしさが抑えられなくて俯いたまま答える
すると、「ふっ」と笑って
強く抱きしめられた
晴翔
好きだよ
咲 えみ
私も大好き。
久しぶりに言われる言葉に
心臓は壊れそうなくらいに動いていた。

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