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焦る俺と 隣で小さく笑うぬな
何処か懐かしいこの雰囲気に心が洗われる .
いつの間にか雨はほとんど止んでいた
祝福してくれているような虹が空にかかっていた
練習あるけど ㅤ… ㅤと思いながらも
この濡れた格好じゃまともに出来ないだろうし .
此処に長居するのも危険だと思って
そして ㅤ… ㅤもっとぬなの側にいたくて
ぬなの家に向かうことになった .
少し離れた場所でㅤかくれんぼするみたいに
ひょっこり顔を覗かせるメンバー達 .
大丈夫ですよㅤ、 と快く承諾してくれ
一緒に行く事になってしまった
… ㅤ2人きりがよかったな ㅤ, ㅤなんて言葉は
俺の心の中に留めておく .
久し振りにみたぬなの 優しい笑顔が愛おしい .
乗って乗ってㅤ、 と誘導され
ポルシェの快適な車内に座ったㅤ .
… ㅤ勿論 ㅤ,ㅤ 助手席は俺ㅤ .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。