「紫耀~」
『んーどうした?』
「なんでもないよ~」
『もーなんだ~今日は甘えん坊さんだな』
「いいじゃん~」
本当俺の彼女のあなたは可愛い。
けど最近、元気がないんだよね。
おれに何か隠してるよな。
「(お腹痛い)ねぇ紫耀」
『うん。どうした?』
「あのね…」
「はぁはぁ痛い…」
『あなたあなた…』
「しょう、いきが…」
バタッ
『おい。しっかりしろよ…』
病院
(あなたさんはとても危険な状態です)
(いつ急変するかわかりません。半年生きれるかこのままだとわかりません)
『あなた…ごめんな…』
「…」
『お願いだから目覚ましてくれよ』
3ヶ月後
『あなたいつまで寝てるの。今日も暖かいよ。
早く外に散歩行こうな』
「(目が開く)んっ…」
『あなたわかる』
「しょう…」
『よかった。本当よかった』
一週間後
屋上
『具合どう』
「まぁまぁかな」
『まぁまぁって無理だけはしないで下さい』
「はーい。うっ…(気を失う)」
『あなたあなた…誰か助けて下さい…』
(どうされましたか)
『さっき急に倒れて…』
(わかりました。あなたちゃんわかる。手握ってくれるかな)
「…(反応無し)」
(今から緊急手術をします)
『はい。お願いします。あなたを助けて下さい』
(手術は終わりました)
『先生、あなたは』
(何とか一命をとりとめました)
『よかった…』
数時間後
「(目を覚ます)」
『あなた…わかる』
「ごめんね…」
『謝らなくていいよ。あなたばっか辛い思いさせて』
「そんな事ないよ。紫耀はこんな私を好きでいてくる」
『あなた』
「うん」
『こんな俺だけどあなたの事を一緒幸せにします。
俺と結婚して下さい』
「はい」
私はそれから病気と闘って苦しかったけどいつも側には紫耀がいてくれた。嬉しかった。
そして私は平野紫耀のお嫁さんになって今幸せに暮らしています。
「ありがとう~紫耀~」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。