第2話

2. 嫉妬
1,014
2019/01/31 15:07
【🐎said】



やべ、寝すぎた


昨日のVAZRIDEというイベントの

疲れもあったのか相当寝てしまったようだ
テオ
あれ、じんたんどこ行った
普段は必ずと言っていいほど

家にいるのに今日は何故かいない


あ、そう言えば中学の友達とご飯食べに行くとか言ってたな...


じんたんが何をしているのか知れて

一安心し何気なくSNSを開く


そこには昨日のVAZRIDEでの

写真や色んなクリエイター達のツーショットや
動画など

色々上がっていた
テオ
みんな楽しそうでいいなぁw
そんなものを眺めながら微笑んでいると

1つの投稿が目に止まった
テオ
ん、なんだこれ
じんたんともちの動画...

相方が写っているものには反応してしまうものだ


そんなことを思いながら見ていると

俺はこの動画を見たことに後悔をした
テオ
なにこれ、
そこにはもちがじんたんの首にキスをしている

シーンがあったのだ


俺は絶大な嫉妬を覚えた

ただのおふざけなのは分かってるのに

嫉妬してしまう俺は相当嫉妬深いのかもしれない


そう考えているとじんたんが帰ってきた
じん
ただいま〜
あ、テオくんと起きたんだ
テオ
.....
俺はじんたんの返事には答えず

目線をじんたんの首の方に向ける


もちはここにキスをしたのか

そう考えるだけで嫉妬が押し寄せてくる
じん
テオくんどしたの?
俺の気持ちを知らないじんたんは

俺の顔を覗き込んでくる
テオ
じんたん俺嫉妬深いんだからね、
じん
え?
俺はじんたんの首にキスをした

もちのキスを上書きするかのように深く。
じん
ちょ、急にやめて、よ、
じんたんは焦りながら顔を真っ赤にしているが

そんなのお構い無し


1分ぐらいじんたんの首にキスをし続け

ようやく唇を離した
テオ
んぱっ、
じん
急になにすんだよっ
顔が赤いのに気づかれたくないのか

少しそっぽを向いている
テオ
じんたんがもちにキスされたりするから
じん
だからって急にすることないでしょ!
テオ
もちだっていきなりだったでしょ?
そ、それは...と口を濁らすじんたん
じん
もちとテオくんじゃ訳が違うよ...///
そう言うとさらに顔を赤くする


あーもうダメだ


気づいたらじんたんのことをソファに

押し倒していた
テオ
じんたん、いい?
じんたんはコクっと小さく頷いた

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