第35話

第28話"覚醒"
392
2021/04/11 06:29
第2セット、サーブはこっちから。




二葉「あなたナイッサ」



ピー



『(1回、ぶつけてみるか)』




狙いはセンター(5年潜尚華)





『げ、』





トスが最悪





『ん"っ』





少し強引目に打つ




尚華「………はい」




あーとられたー




『トス見て動けよ』




最初から紫雨大砲にオープンですか




『聖愛!ワンチ狙い…せーのっ』




バンッ




聖愛「っ!ワンチ!」




愛子「はいはい!」



トッ



綺麗に上がる




『ナイス!入って来い!』




二葉のBクイック




『(二葉は、考え無しじゃないで、ネコちゃん)』




ブロックに継稀と京依が入る←早すぎるおかしい




『(奥に打つと思うよな、そうやんな)』





トッ





アタックライン付近にプッシュ





吹き飛ばされるか、クロス打ち込まれるかとかしか考えてなかったよね。





ま、それで対策立ててたんが凄いキモいとこやけど。




残念。どっちも不正解。





先制点ゲット





『ナイス』





二葉「決めてくぞ」





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




小競り合いが続き、20対19で、1点リードされている状態




一言で言うとピンチ




相手セッターは、ライトにオープンを上げる。





二葉「せーのっ」





ボールはストレート方向に打たれ、二葉の指先に当たり、起動が変わる





二葉「くそっ」





起動を変えたボールは、叶夢の腕を大きく弾いて飛んでいく





『っ!カバーする!』





ここで終わるんか


落としたら終わり













負けたくない


絶対諦めない!




『っ!返せ!』





私が飛び込んでカバーしたボールは、偶然にもレフトとセンターの間の方向に上がって行く





決して打てるようなボールじゃない





でも、二葉なら。




二葉「(絶対打ち切る!)」




継稀「チャンボ〜」




バンッ




ネットに非常に近く、レフトとセンターの間のような場所に上がったボールを二葉は、




打ち切った




ピー





二葉「おっしゃ!決まったあ!」





あぁ、胸に溢れるこの感じ。



熱いこの感情



今出さずにいつ出す!




『フフッ、ナイスキー二葉(ニコッ』




二葉「っ!あなた今!」




『あっはは、楽しすぎ。このままあと2点とんで!』




一同「はい!」





次回"試合終了"

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