『チッ、クソが、
天才........』
練習しな。
負けるな。
中学入るまで使わんとこうと思ってたけど
使えるもん全部使わな負ける
このためにいっつもはよ来て練習してたんや
シュルルルルル
ダダンッ
バンッ
ガサッ
『ハァ、まじか、ネットかかったんやけど』
それから半日ずっとサーブを打ち続けた
『はぁはぁ』
確率上がってきたな、常に成功させな
二葉「あなた、時間」
シュルルルルル
ダダンッ
バンッ
二葉「あなた!聞こえてる?!」
『なんや、二葉か、どうしたん?』
二葉「ほんとに聞こえてなかったんだ…」
『???』
二葉「時間、見ろ」
『げっ、やば。』
二葉「はいはーい!片付け!あぁ、愛子、ちょっとあなたと話してくる」
愛子「りょーかーい」
━━━━━━━━━━━━━━━
二葉「あなた、ジャンプスパイクサーブ打てたんだね」
『毎回練習早めに来て練習してた』
二葉「え、それっていつから?」
『んー、1年前くらい?』
二葉「聞いてねぇww」
『聞かれてねぇ』
二葉「焦った?」
『なんで』
二葉「影山」
『自分が思ってるより焦ってた......かも』
二葉「でもさ、あなたには、私、愛子、聖愛、元香、琴美、叶夢、涼子がいる。」
『そう、そうやな。弱気になっとったわ。皆で勝つ。サーブも頑張るわ。』
二葉「うんうん。オーバーワークしたらだめ」
『そうやな。目指せ全国制覇!』
二葉「うん。真顔で目指せポケ○ンマスターみたいに言わないで。」
愛子「二葉ー!あなたー!終わったけどー?」
『ごめん、今行くわ!』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『2日間ありがとうございました、また、お願いします。』
キャプ「いえ、こちらこそまたよろしくお願い致します。」
影山「あなたさん!ありがとうございました!次は俺が勝ちます!」
『トビオちゃん、残念ながら次も勝つんは私らや。』
『気をつけ、2日間練習試合、ありがとうございました!』
一同「ありがとうございました!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
コーチ「今回の練習試合で、それぞれの課題が分かったと思うし、県大会に向けて、頑張りましょう。」
一同「はいっ!」
『みんなで勝ちに行こう。』
一同「はいっ!」
『はよ帰ろ〜』
及川「あなた〜!帰ろ〜!」
岩泉「二葉!帰るぞ!」
『「はーい」』
次回"県大会予選"
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。