第26話

第22話"ちがう『強さ』"
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2021/03/18 09:44
『来ると思っとったわ。どやった?私ら・・強なっとったやろ?』




影山「はいっ!もう俺じゃ勝てないと思います!また練習試合できると嬉しいです!」




『そやな。あれ、トビオちゃんの迎えちゃうか?』



影山「そうみたいです!さようなら!」




『はいはい、さようなら』




???「おい、ちょっといいか。」




『はい、どちら様でしょうか………?』




鷲匠「白鳥沢学園高校男子バレー部監督の、鷲匠鍛治だ。及川あなただな?」




『はい、そうですけど』




鷲匠「中学は?」




『白鳥沢へ行こうかと』




鷲匠「そうか。実は中学女バレの監督が今年から変わってな。質実剛健、誠実に取り組み勝つ。というコンセプトだったのが、変わってしまった。」




ん??この人は何を言いたいんだ?




『と、いうのは?』




鷲匠「派手で、魅せるプレースタイル、点のとり方でチームを盛り上げる。そんなチームに変わってしまった。」




『それが私と逆にあるプレースタイルだから、私はレギュラーに入ることが困難、ということですか』




鷲匠「そうだ。」




『それでも、行きますよ。白鳥沢。郷に入っては郷に従え。派手なプレーなら、できるようになったらいいんです。』




鷲匠「いや、それをしてしまえば、お前のせっかくの強みがなくなってしまう。お前は素晴らしいセッターなのに。」




『はぁ、』





鷲匠「だから、部活に入部したら、練習後、女バレの自主練ではなく、俺がやってる自主練習会に参加しろ。あと、女バレは日曜日はオフで自主練日だ。その日もこっちに来るといい。監督には俺から言っておく。」





『わ、かりました。つもりはしておきます。』






ひぇ〜、勝手に話進んでたわ〜



強豪怖〜



鷲匠先生ね、覚えとこ。





及川「お〜い!」




『はい』




及川「お疲れ様!」




『ありがとう』




???「お疲れ様!」




『あぁ、そういえば迎え繋君って言ってたな。』




作者)なんやかんやで初登場、及川兄です。プロフはチームメイト紹介【②】に多分乗ってます




繋「あなた〜!ひっさしぶり!優勝おめでとう!」




『ありがとう。椿ちゃんと猛元気?』




繋「うん。めっちゃ元気。」




『それは良かった。じゃあ頼むわ。』




繋「お易い御用だよ」




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




繋「じゃあね!また来る!」



『ばいばい』



及川「ばいばーい!」




はぁ、ここまで頑張ってきたのにチームが求めてる強さと違うからってか。



最悪やな




及川「おや?県大会決勝チームのセッター兼キャプテン?なにか悩み事?」




『あんな、カクカクシカジカ……………』




及川「北川第一こればいいじゃん!」




『いや、まぁ先生と約束しちゃったし。』




及川「あなたは、誰よりも努力してさ、すごいセッターになってさ、一軍に入るべき奴だよ。悔しくないの?」




『確かに、言われた時は意味わかんなかった。でも、勝負に勝つことだけが強さの証明じゃないと思うんよ。やから私は勝ちより強さが欲しい。』




及川「あなたさぁ、しっかりしすぎ!もっと俺頼ってよ!」




八つ当たり………





次回"直前"

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