熱を出して倒れてから何日かして…………
「「「「「「「「お願いします!」」」」」」」
2日間の練習試合は、午前中は試合、午後からは合同練習(自主練)となる。
さすが男子、パワー型の選手もいたが、1日目の結果は
北川ガールズの全勝
『こんで今日の試合は終わりや。これから合同の自主練やし、自分の苦手なこととか、得意なこととか、目的を持って練習し。』
「「「「「「「はいっ!」」」」」」」
何しよかな〜
???「あ、あの!」
『ん?』
『えーっと、リトルファルコンズの、5年セッター?やんなぁ?』
???「.*・゚(*º∀º*).゚・*.そうです!」
『お、おん、どうしたん?』
???「サーブトス?いや、トスも?はっ!バレー!教えてください!」
『なんや、可愛ええ子やなぁ。名前は?』
???「はっ!影山飛雄です!」
『ほーん、トビオちゃんね。私は及川あなた。よろしくな。』
『ほな、トスからしよか。』
影山「はいっ!✨」
『(なんや、楽しそうやなぁ。)』
5年ズじー( ⚭-⚭)
『じゃあさ、トビオちゃん。トス上げてーな。』
影山「?誰にですか?」
『私やけど?』
影山「でも、及川さんはセッターで…」
『セッターやけど、打てるで。てか及川さん呼びやめて。名前で呼んで。』
影山「はい!すみません!」
『ええねんええねん』
影山「じゃああげます!」
スっ
トッ
試合ん時から思ってたけど綺麗で統一性のあるトスやなぁ
平均的には打ちやすいけど
タンッタドッ
バンッ
影山「ナイスキー」
『うーん。たしかに、打ちやすいっちゃあ打ちやすいけど。』
影山「とは?」
『トビオちゃんのトスはな、大体の人は打てるトスやねん。打てる。まぁ、相手コートに入るってことやな。』
影山「???」
『うんうん。分かってた分かってた。分からんよな〜。そや。ええ事思いついたわ。』
影山「???」
『チームの子は合わせ慣れてるし、何時でも合わせれるやろ。やから、
二葉ー!聖愛ー!元香ー!ちょっとスパイク打ってくれへん?』
二葉「あ、すげーセッター」
聖愛「誰(˙꒳˙ )💢(私達のあなたちゃんが)」
元香「聖愛ww露骨すぎだよww(ちょっと仲良くしすぎだよー)」
『トビオちゃん、自己紹介。』
影山「影山飛雄です!5年です!」
二葉「岩泉二葉。レフトだ。よろしく。」
元香「古森元香だよ。センターです!よろしくね!」
聖愛「佐久早聖愛。ライト。」
『あ、そーや。琴美ー!』
タッタッタッ
琴美「はいっ!どうされましたか、あなたさん!」
『いまな、トビオちゃんがトス教えてってゆーとるから教えようと思ったんやけど、琴美も一緒に練習すればいいなとおもて。』
琴美「わかりました!」
影山「影山飛雄です!セッターです!1試合目、出てましたよね!✨」
琴美「う、うん。私は白布琴美。セッターだよ。」
琴美「(どんな子なの?)」
聖愛「(あなたちゃんにトス教えてくださいってキラキラした目でお願いしてた。)」
元香「(ちょっと仲良くしすぎかもね〜)」
琴美「(なるほどね。)」
『トビオちゃん、そっちのスパイカーもちょっと貸してくれんか?』
影山「っス!」
愛子「ね〜なになに?スパイク練習でもすんの?」
『まぁ、そうともとれるな。』
愛子「じゃあ拾うー。叶夢ー!涼子ー!レシーブするよー!ほらー、リトルファルコンズのレシーバーもおいでよー、レシーブするよー!」
二葉「すごいコミュ力」
『そやな。』
『さ、スパイカーも揃ったことやし、練習始めよか。』
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オラに♥をわけてくれー!
すみません調子乗りました。
トビオちゃん出てきましたね〜
次回"感覚派と論理派"
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!