【────すぐできるようになるよ。なぜならあなたは…………………………努力家だもんね】
キュッキュダンッ!
バシン!!
及川「ちょっと!今わざと高く上げたでし
ょ!」
『でも上手く打てたデショ』
及川「ほんっとにもうっ!ほっといたら勝手に
上手くなりやがって、さすが及川サンの弟子
っ!またまた沢山練習したんでしょ?」
『そんなに』
嘘だ。徹兄ちゃんに見てもらう日のために、死ぬ気で練習した。憧れであり、目標である人に褒めて貰えて、とっても嬉しい。嬉しいのに……
──────────やっぱり無理だ。
小3のあの日から、どんどん感情が乏しくなっていった。今では………笑顔の仕方を忘れるくらいに。
パチパチパチパチ…わぁ、すごかっこいい〜
『げ』
コーチ「おいおい、あなたどうした、げってw
徹も久しぶりだな。」
及川「はいっ!久しぶりです!___あっ、岩
ちゃんも元気ですよー!_______」
そろそろみんな集まったし、始めるか。
『みんな。始めるで。』
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短くてすみません💦
背景つけてみました!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。