何この気まずい空気。
俺寮長に呼び出されたけどなんかやったっけ?
最近はなんにもやってねーんだけど…
こ、コエー…
ガチでなんか雰囲気が怖ぇ…
えっ首跳ねられる?
寮長の口から予想外の言葉が出てきた
「夏祭り」
…え?マジで?
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寮長まだかなー
意外に遅いなー…
あ、きたきた
彼は浴衣を着ていて、美しい姿で現れた
さっきから笑う寮長が可愛すぎるんだけど…
俺どうしたらいいの?
え、手繋がれたんだけど?
マジ?これ夢じゃなねーよな?
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俺と寮長は手始めに射的に来ていた。
俺は寮長が欲しいと言った縫いぐるみを狙っていた。
そして…
え待って俺今褒められた?
これPS以来じゃね?(PS=パソスト)
嬉しそうに縫いぐるみを抱き締める寮長は
とても可愛かった。
見惚れてたとか絶対言えねーッッッ…
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美味しそうにりんご飴をちびちびと食べている寮長が可愛くて、愛おしかった。
そう目を泳がせて言って
そう寮長はずいっと顔を近づけて言ってきて
心臓がドキドキしているのを隠すように俺は
必死にそう言って
そうすると寮長は少し残念そうにしてた。
そこがまた可愛かった←
そう残念そうにする寮長に提案して
少し嬉しそうに寮長はそう言った
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俺と寮長は海辺の近くに来ていた。
御祭から近く、綺麗に花火が見えるのだ
寮長は静かに口を開いて
俺に優しくそう聞いた
主に寮長と来れたのが。
そうやって安堵する寮長に、俺は
そう呟いた、その瞬間に
ヒュルルルルル…ドーーーーーン!パラパラパラ…
と花火が夜の空に光り、
俺の言葉は多分掻き消されてしまった…
そう慌てて取り消して、その瞬間また花火の音が響いた
そう言って微笑む寮長が、美しく、頭の中に焼き付いた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。