私の目の前には
ずっと会いたかった人たちがいる
大好きな人たちがもう手の届くところにいる
大好きな人たちが私の名前を呼んでくれている
今までのいろんな想いが混ざりあって
絶対流さないと決めていた涙が
溢れ出した
みんないきなり私が現れて
信じられないって顔をしてる
涙でぐちょぐちょになった顔を
笑顔にして言ってみたけど
みんなからは返答がない
そりゃそうだよね
いきなり帰ってきても困るよね
って思ってたら
みんな ・ ・ ・
相変わらずだ笑
確かに、みんなが話してるのに
廉だけ下を向いて黙ってる
名前を呼んでも顔をあげない
おそるおそる近づいて
そうやってあげた顔は
全員 - 永瀬 『え!?』
涙でぬれていた
そう言って顔を拭う
ん?笑
to be continue
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。