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第1話

No.1
65
2020/09/02 09:49
小林愛
ぐわぁぁぁあ!!!ハズレた!
「ハズレ」そう書かれたくじを持ち震える私
このくじは、バスケのマネージャーのくじで仕事はきついのだけど入るべき理由があるのだ
もぶ
あ、西園寺さんだ
そう誰かが言っていたのを聞きすぐに辺りを見渡す
いる。愛おしい彼が
もぶ
西園寺さんっ!私バスケのマネージャーになります!
そう言った子に対して笑顔で答える西園寺さん
当たったんだ…羨ましい
三国寅彦
俊…はやく購買に…
そう言ったのは西園寺さんといつも一緒にいる三国くん
ハッキリ言ってダサいし…あんなのが西園寺さんと友達っていうことをうたがうくらい
小林愛
ねぇ…なんで2人いつも一緒なの?
私は隣にいた友達舞子マイコに聞いた
すると驚いた顔で言われた
倉木舞子
あの、西園寺さんの幼なじみでいつも一緒にいる。西園寺さんと仲良くなるにはあの西園寺さんと一緒いるしかないの
小林愛
ふーん
私は頷いてある場所へ向かった




















小林愛
三国くんっ!
図書室、彼は図書委員で毎日ここにいると学級委員に聞いた
彼はこちらを睨んでため息をついた
小林愛
西園寺くんのことで…
そこまで言ったときにまた睨まれた
三国寅彦
俺はしゅんのこと話すつもりないんでこれで23回目もううんざりなんですが
と、古典の本を読みながら言われた
人が話してるときに本読むって…ちゃんと目を見てはなしなさいよ
頭かたそう、てか古典なんかの何処が面白いのかね
まだこっち見ないし
私は彼の本を取った
国語で習うような文章
現代仮名遣いに直して読めとか意味がわらかない
小林愛
よくこんな本読めるね
私がそう言ったら三国くんはてを伸ばしながらいった
三国寅彦
返せよ、今エロくて面白かったんだから
小林愛
はぁ!?
三国寅彦
知らないの?昔は今みたいに街灯もなかったから夜、真っ暗な時にできる遊びって少ないんだ小林さんも読む?
え…?じゃあ真面目そうな顔して
頭の中では…
私は耐えきれなかった


























小林愛
ギャハハハ!!
耐えきれず笑ってしまった、大声で
三国寅彦
ちょ…静かに…
三国君が慌ててるけどこの笑いは止まらなくて
だって…涼しい顔して内心エロいことばっかでしょ?

こんな面白いことがある?
小林愛
三国くんって面白い人だねぇ
ようやく笑いがおさまり、息を整えてから私は言った
小林愛
うん、読む
小林愛
その本貸して!
三国君は驚いた顔をして
少し笑ってから本を貸してくれた
その瞬間















私の中での好きな人が変わったんだ

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