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第16話

朝の廊下と期待
「っはよ!」

「おはっ…って蓮理か。」


昇降口で会うのは珍しいな。
昨日色んなことがあったけど割と普通で安心した。このまま何も起こらないでほしい…。


「あっ!坂川先生じゃん。おはようございます!」

「! おはようございます、白野さん」


坂川先生は蓮理を見て驚いたような表情をした。一方の蓮理はとんでもない顔で坂川先生を睨んでいた。

いや、何があったの──


「お二人で登校ですか?」

「違いますよ 笑」

「さっきそこで出会っただけだ。」

「そうだったんですね」

「羽音、早く行くぞ。」

「え?あ、うん」


蓮理は「そうだったんですね」と優しく笑う顔もまともに見ることもなく私を引っ張って行った。


「なんかあったの?坂川先生と。」

「なんもねぇから気にすんな。」


ここまでキッパリと言われるとついには黙ることしか出来ない。

んー。

…。



「あっ。」

「えっ?」


蓮理は足を止めて聞いてきた。


「文化祭、何すんの?」

「あ、あーえーっと今日…ちゃんと決まると思う。」

「候補とかは?」

「邪道だけどやっぱり メイド喫茶 か お化け屋敷 か 男女逆喫茶 かな。」

「何、男女逆喫茶って、笑」

「今のところ結構人気だからそれになりそうだけど、男装女装だよ」

「発想の勝利ってことか。」

「蓮理の方は?何するの?」

「俺のクラスは…安定の 学生最後の未成年の主張だわ。」

「あー…それ応募する人いる?笑」

「って言ってもやりたいって人多いんだぞ?」

「蓮理もその中の一人だったりして?」

「さぁ?どうかな。」


蓮理はにやっと笑って駆け出して行った。
未成年の主張もありで面白いかなぁ。
見る分にはかなり気になるけど、やるのは…って感じだな💦

それでも楽しそう。

私のクラスはどうなるかな。
最後、体育館で男女逆ベストカップルで出ていくんだけど…。
どうなるかな。

まだ出し物も決まっていないのにワクワクする。



「あ!羽音おはよ!」

「あれ?真礼今日は早いね」


前の席のショートヘアの女の子。倉敷真礼(マアヤ)。
落ち込みやすいけど、常に元気だから周りがよく笑顔になっている。学級委員だからとはいえ、本当にしっかりしてる。


「いやさ、今日文化祭の、決まるじゃん。」

「そうだね。やっぱり逆喫茶かな。」

「もうそうなるって思っておいた方がいいかもね 笑」

「でも真礼なら似合いそう 笑」

「髪が短いからでしょ?」

「そ!」


そろそろ志田先生の来る時間だ。
もし逆喫茶になれば、男装…。
1度やってみたかったからいいかもしれない。
ネクタイ締めて、短髪になるんだと思うと新しい感覚だ。

坂川先生はどう思…
って何考えてるんだ。どうしてここで坂川先生が。

あっ。でもよく考えたら坂川先生かっこいいから男装するには色々教えて貰えるかな。





また話せる…。






文化祭、はよこい!!

そう思いながら教室に入ってきた志田先生を見ていた。