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第13話

隠しきれない想い
授業中はぼーっと過していた。
問題を当てられることもなく、ただ何も頭に入らなかった。

今更ながら、蓮理のことを思い出す。
会いたいと思うわけじゃない。むしろ今どうやって会えばいいか分からない。

でも会わないと、会って話さないと、あの時どういう気持ちでやったのか、分からないままだと思う。


そう思ったら早かった。


昼休み。
パパっとお弁当を食べて、教室を出ていった。
隣のクラスのドアを開けて、蓮理!!
と呼んだ。

蓮理は驚いていたけどこっちに来てくれた。


「なに?」

「話がある…ってゆうか…聞きたいこと?があるの。」

「分かった。階段下なら人が来ないだろ。行こう。」

「うん、。」


手を引っ張られながら黙々と歩く。
その手には力が入っていた。



日も当たらない暗い階段下。
日中でも夜のように暗くて、相手の顔が見えるのでやっとだ。


「で?」

「あっ…えっと…」

「昨日のこと、か。」


ドキッとした。
全てを読まれているようなきがして。


「あれは…なんで…?」

「言わなかったっけ、した時に。」

「…??」

「ぶはっ笑笑」


!?


「忘れたのか、あーでも仕方ない、か。あんなのされたら全部吹っ飛ぶよな」

「え…っと?なにを言って…」

「ずっとお前が好きだーって…言ってたんだけど…。」

「あれ…そんな…こと言ってたんだ」

「そ。覚えてないんならもう1回言わせて。」



「俺はお前が好き。」



「理性が保てなくなったのが何よりの証拠だっつーの。」

「嬉しい…でも…」

「そんな気はしてたよ。俺らは幼馴染み。分かってるよ。」

「そう…だね。」

「いつしか幼馴染みでは終わらせたくなくて、ずっとお前の隣にいたくて、いつもその笑顔の素になりたかった。でも、もうそれも…」


私はうつむくことしか出来なかった。
幼馴染みがこんな顔をして、こんなことを思っていたなんて知らなかったから。


「最後に触れさせて」


たった一言。
私の返事を待たずして抱きしめてきた。
その力はさっき手を引っ張るよりも強かった。小さい頃、泣いてばかりのチビが、いつの間に私より大きくなって、私を包み込むようになったんだ。

蓮理…。


「羽音…」

「…。んっ、。あっ待って…蓮…理…!!」

「あ、、、悪かった。」


私を抱きしめたまま、蓮理は聞いてきた。


「お前、保健室にいたろ。?」

「え、なんで知って…」

「いや俺も足やっちゃってさ、保健室行った。お前…坂川のやつとそういう関係だったんだな。」

「??? そういう関係って何?」






「されてたじゃん──」





私は知らない事実を知ることになる。