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第9話

保健室
あぁ…、頭が痛い。



それは3限目の、体育の時の事だった。
頭は痛いわ振らつくわ。

やっぱり先生の言う通りだったかなぁ。
あれからずっと離れない、昨日のこと。引きずりすぎなのかもしれないと、思ってはいても…。


はぁ。


思わずため息がこぼれる。
考えすぎるな…。


「すいません先生、朝から体調悪いみたいで…、保健室行ってきてもいいでしょうか」

「大丈夫?ひとりで行ける?」

「行けますよ笑」

さすがにこの状態で体育なんてとんでもない。できる気がしない。
少し休んだら治るだろう。

…多分。







「失礼しますー…。ってあれ。」

誰もいない。保健室ってこんなことあるんだ…。常に誰かがいるものだと思ってた(保健室に行くこと滅多になくて慣れてない。)

「先生…?」

ついたてを覗くと朝出会った坂川先生とぱっちり目が合ってしまった。

「すみません、全然聞こえてなくって…。」
「私こそ!あの…」
「どうかしたんですか?」

くっ…そ…!!
優しい顔だこれ、分かってやってんの…?(悶絶)

「えっと、その…頭が痛くて、ふ、ふらふらしてて…。」

「分かりました。とりあえ体温測りましょうか」


白衣の胸ポケットからスっと取り出して体温計を私に渡した。
やけに手が綺麗で、心臓がはねた。

体温計を使うのに脇の下に挟む。ふと思って身を隠した。


「そんな…笑見ないですから安心してください笑」


この先生…、こんな顔で笑うんだ…。
優しくて、落ち着いた。

違う、体調が悪いからそう思うだけ、だよね。



「どうですか?」
「37℃です、微熱って感じですかね。」


「微熱なので…ベッド出すので一休みしておきましょうか」


ガコン。


「痛っ。」

開いたベッドの扉に頭をぶつける。かなりすごい音がしたけど大丈夫なのか。あんなに完璧でサラッとしてて、かっこよくってなんでもこなす先生が…。

「ぶはっ笑笑 何してるんですか?笑」
「な、なかったことにしてくださいよ?」

「もう見ちゃったものは仕方ないですー!笑 まさか先生がそんな天然な一面を持ってるだなんて笑」

「先生をからかわないでくださいよ」

顔真っ赤にして…笑
ただのかわいい人じゃん…?
体調…、悪かったっけ?って思うほど、全てを忘れた瞬間だった。

「はい、ベッドが出せましたので。」
「ありがとうございます」

「担任の先生への報告が必要なので、少し質問しますね」

それから何時に寝たか、朝食は食べたか、という質問がぽんぽん飛んできた。










違う質問へと変わったのはそれからだった。