私がヤチヨに言ってから
早10分、ずっとこんな感じだ
片付けやらなんやらしていて
時刻は18時を回っていた
お昼ご飯を食べた記憶が
かなり薄いので、ろくに食べていない
そういつものように
冗談で泣くそぶりをみせるヤチヨ
だけど私には、
そのその涙の中に
本当にしんどい気持ちの涙が
混ざっているような…そんなふうに見えた
そうしてコンタクトとイヤホンを外し、
リアルに戻ってリビングへ急いで駆け込む
慌ててスマコンをしまい、
椅子からガタッと立ち上がる乃依
その隣で朝日がリアルに戻ってきて、
ぐんと背伸びをする
そんな事を言いながらしっかり
準備をしてくれる乃依
何年ぶりだろうな、
何人かで一緒にご飯を食べるなんて
…そもそも、
ご飯をしっかり食べることがあまりないけれど
あたしの家はかなり
都会の方にあるので店も色々ある
…楽しいな、
また、乃依と喋れるなんて
本当に夢みたい











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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。