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2021/07/26

第8話

# 7
風磨
…、帰るか……



あなたが勝利に連れられ、

俺は1人。




もしかしたら、辛くなって泣いて

俺ん家まで走ってくる可能性は

低くないので、早く家に帰らなくては、

とは思っているが、


どうも帰る気にならない。







重い足を動かしながら

のんびりと進む。





いつもあなたで埋まっている俺の隣が

今日は空いていて、。


……どうも違和感がある。








風磨
……、はーぁ、




今日で何度目かの溜息を着いた時、

俺は、一瞬、


─────死んだかと思った。()






健人
あ、ふーまっ?!











誰も居ない公園。


半分以上散ってしまっている桜。





────何も変わっていない。








いない、のに。








目の前には、────


────────3年前の彼奴が居る。









風磨
……(パチ


おれ、死んだ、?

迎えに来た、?




とか、真剣に思って、

頬を軽く叩いてみたが、



大丈夫。感覚はある。





健人
なんでお前、そんな格好なの?!







……、←



風磨
…、ストレスだな、


きっと、きっとそうだ。


最近、疲れすぎだ。



幻覚まで見えるとか、…

精神科行った方がいいかもな、←





健人
え、なに、コスプレ?w
似合ってんじゃん!
ガチの高校生みたい!



…ガチの高校生だよ、バーカ。





なんて幻覚相手に言える訳もなく。








とりあえず早く家に帰って寝よう。

うん、そうした方がいい。





そう思い、さらに足を速める。




健人
ちょっ、
なんで何も言わねーんだよ、!
健人
ってか身長デカっ、?!
健人
俺よりめっちゃデカいじゃん、?
健人
はっ、お前そんなんだったっけ?
健人
ってかあなたはっ?
健人
ねーぇ、ふーまぁっ?





風磨
うるせーよっ、!!!
健人
っ、…?
風磨
なんで、なんでお前が……
なんで此処にいるんだよ!!
健人
はっ…、?
風磨
俺が……、
あなたが……どんだけ……!




言いかけて、…黙った。




感情的になりすぎた。








幽霊、なのか、

おれの、幻覚なのか、






…よくわかんねぇけど、

此奴の話を聞いていると、


たぶん、此奴は、

自分が死んだことをわかっていない。


そして、3年前と勘違いしている。

俺がまだ、──────中学生だと。






風磨
…お前、何歳?
健人
はっ?
……13歳だけど。
風磨
……、やっぱり。
健人
え、?
な、なに、急に。
健人
お前の1つ歳上なんだから
13歳に決まって……
風磨
高1。
健人
へ、?
風磨
菊池風磨。
高校1年生。
健人
え、?……

なに、ごっこ遊び?笑
制服着てるから?笑
風磨
はぁ……、
マジで言ってんだけど。
健人
そーゆーのいいから、笑
早くあなたの居場所……っ、?!




ゴンッと、

肩からもたれ掛かるつもりだったらしいが


俺に寄ってきた身体は、



すっと溶けるように俺の中を通り過ぎ、

健人は、……先程居た場所とは反対側の


道路側に倒れ込んだ。



健人
は?なに、これ……
風磨
……お前、ちょっと腕貸して。
健人
……ん、



差し出された腕。



見た目は俺達と一緒だが、

掴もうとすると




俺の指は健人の腕に溶けたように見えると

何も触れられない。






必死で彼の温もりを探しているのに

どこにも見当たらない。






まるで、VRゴーグルをしているかのような



何も無い場所に

手を伸ばしている感覚だった。










やはり、彼は、

俺の幻覚なのだろうか、


それとも夢なのだろうか、


と、困惑していると、



俺以上に動揺した声が聞こえる。
健人
なん、…で、…っ





怯えたように声を出す健人は、

俺よりも随分と小さく、


年下だ、と直感的に感じる。





風磨
…なぁ、健人、
健人
……ふ、ま、……
風磨
話あるからさ、
……俺ん家来い、


う…ん、っ


と小さく頷いた彼は、

…かなりの可愛さだった。




此奴…こんなに可愛かったか?





と思いながら、



いつの間にか

自分が成長していたことを感じる。







風磨
大丈夫。
ちゃんと説明する。




自分すら、

この状況を理解出来ていないのに


何を根拠に言っているのだろう、



と、思ったが、




それよりも、

俺が此奴健人を守らなければいけない

と、謎の正義感の方が強かった。












───────────────

けんと、ふうま……?

名前呼びで書くの違和感ありすぎてむず…笑