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2021/07/20

第7話

# 6


キーンコーンカーンコーン……



風磨
あなた~…かえ…
ねねねね、!
佐藤くん!







風磨を遮って

勢いよく飛んできた女子達。




今日の彼女たちのお目当ては

どうやら風磨じゃないらしい。







勝利
……ん、?
放課後あいてる?
駅前のカフェ、一緒に…
勝利
ごめん、先約あるんだ、
えーっ、だれ?彼女~ぉ?笑
勝利
…瀬戸さん。










ㅤㅤ
あなた
……え、っ?
勝利
ってことだから。
ごめんね、また今度。




にこ、と優しく微笑みかける彼。


いやいやいや、聞いてないんですけど…





勝利
よし、じゃあ先行って
下駄箱で待ってる、
あなた
え、…あ、
ちょちょちょちょっと、…!





ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
風磨
へぇー…んじゃ、おれも1人で
寄り道でもして帰ろかっなー
あなた
え、風磨ぁっ、!
風磨
、楽しんできなって。笑
勝利、良い奴だよ?笑




すがりつく私の背中を

優しく押しながら笑う風磨。




良い奴……なのは、わかるけど、。




あなた
……私は、

健人じゃなきゃダメだよ、…



小さく言葉を吐き出すと、

すぐに涙が溢れそうで、



ぎゅっと拳を握りしめる。




風磨
…もし辛くなったらすぐ戻ってこい。
俺は家にいるから。な?





優しく頭を撫でながら

顔を覗き込まれる。





クラスメイトが

ざわついてるのがわかるけど、

気にしている余裕はない。











男子と2人だけ、とか。




たとえ放課後の
少しの時間だったとしても



デートという名前を貼られれば

少しでも健人を思い出してしまう。










とくに、……佐藤くんは。




なにかわからないけど、

あの優しい笑い方が、


健人だと錯覚してしまいそうになる。










あなた
……    、




最悪……、と、少し思ってしまったけど、



あまり遅くなると、

下で待っている佐藤くんに悪いので



小さく、うん、と頷いて、

乗り気じゃない足を無理やり動かした。