第29話

想いが通じ合う夜。*炭治郎*R18*
3,215
2023/02/21 00:27
※アンケート2位
※R18なので、苦手な人は見ないでね💦

*あなた…鬼殺隊士、炭治郎達と同期。炭治郎が好きだけど、カナヲの気持ちを知ってしまい、自分の気持ちに蓋をした。

*炭治郎…鬼殺隊士、あなたの同期。あなたが好きだか、なかなか気持ちを打ち明けれない。
―――――――――――――――――――

私の名前はあなた。鬼殺隊士、階級・己。


普段は単独任務が主なんだけど、たまに同期や先輩隊士との合同任務を命じられることもある。
――今は単独任務が完了し、私の鎹鴉に近隣の藤の家を案内してもらっている。
あなた
今日も疲れた…ι早くご飯食べてお風呂入ってのんびりしたいよι
鎹鴉
ウム、ゴ苦労ジャッタ。次ノ任務ニ備エテ、ヨク休メ!
あなた
うん、ありがとう。
鎹鴉
…アソコニ見エルノガ藤ノ家ジャ。
あなた
…あ、あれね。
鎹鴉
サラバジャ!
あなた
え、あ、はい、案内ありがとう、気をつけて。

私は鎹鴉に手を振り見送ると、藤の家を目指し再び歩き出した。


……家の前まで来ると…
炭治郎
――あなた!
あなた
…炭治郎くん!///
炭治郎
久しぶりだな。任務だったのか?
あなた
うん、そっちも?
炭治郎
ああ。
あなた
お疲れ様。
炭治郎
お互いにな。


―――同期の炭治郎くん。

強くて頼りになって、お兄ちゃん肌な彼は皆に好かれていて…

私がひそかに慕ってる想い人―――



だけど、友達のカナヲちゃんも炭治郎くんを想ってるから、私はこの恋心に蓋をしようと思っている。
あなた
(私じゃ釣り合わない、カナヲちゃんの方が何十倍も可愛いから敵わない…)

久々に会う彼を目にしたらそんな想いが甦り、心がスン…と酸っぱくなる

…悲しくなり、藤の家の門を潜り玄関を目指す炭治郎くんの後ろを、塞ぎながら着いていく
炭治郎
ごめんください。
藤の家の者
…はい。ああ、これは鬼狩り様、いらっしゃいませ。
あなた
今晩は、お世話になります。
私が炭治郎くんの後ろからひょっこり顔を出すと、藤の家の人は困った顔をした。
あなた
……?どうか、しましたか?ι
藤の家の者
――いえ、その…ι只今、空室が一部屋しかなく…相部屋となりますが、よろしいですか?
炭治郎
あ、相部屋…//ι
あなた
……//ι
あなた
(流石に年頃の男女が相部屋じゃマズイよね…ι)
炭治郎
部屋は彼女に使わせてあげて下さい、俺は物置でも何処でも構わないので!
あなた
Σえ…ι
藤の家の者
いえ、鬼狩り様をそのような所にお泊めする訳には…ι
炭治郎
いや、しかし…ι
炭治郎
(あなたと同じ部屋はマズイだろう…ι)
あなた
そ、そんなのダメだよ!私が物置で寝るから、炭治郎くんが部屋使ってよ!
炭治郎
女の子が物置で寝るものじゃないだろう!
あなた
だからって、炭治郎くんも物置きはダメだよ!
炭治郎
俺はいいんだ!
藤の家の者
……あの、衝立ついたてを用意しますので、そちらで御容赦下さいませι相済みませんι
炭治郎
……ι
あなた
……ι
炭治郎
わかりました。では、それでお願いします。
あなた
……///ι
あなた
(衝立あったとしても、炭治郎くんと同じ部屋…ι///)
炭治郎
………。



―――そして、私たちは遅い夕餉とお風呂を済ませ、衝立を挟み行灯を消し、互いに床についた………
あなた
…………………
あなた
(ね、眠れないι身体は疲れているのに…ι)

…炭治郎くんは寝たのだろうか…
あなた
(流石に寝てるよね…)

私も早く寝なきゃ…。明日の任務に差し支える。(あるかどうかはわからないけど)
炭治郎
―――あなた
あなた
Σ…はっ、はい!//
炭治郎
まだ起きてるのか?
あなた
あ、ね、眠れなくて…///ι
炭治郎
そうか…
あなた
うん。炭治郎くんも…?
炭治郎
ああ、どうにも目が冴えてしまってなι
炭治郎
なあ、あなた。少し話をしようか?
あなた
いいよ?話してれば眠くなるかもしれないしね。
炭治郎
そうだな、気も紛れる。


……それから私たちは、衝立越しに幼少の頃の話や、最近の任務の話など色んなことを話した。
あなた
(話せば話すほど、この恋に蓋をするのが辛くなる…)


いつしか話は想い人の話になり………
炭治郎
あなたは、好きな人はいるのか?
あなた
…うーん、内緒。
炭治郎
そうか…。(この匂いは、居るな…)
あなた
そう言う炭治郎くんは?
炭治郎
俺は居るぞ。
あなた
そうなんだ…ι(カナヲちゃんだ…)


恋する乙女の妄想は突っ走るもので、胸が痛くなる
あなた
(聞きたくない…!もう寝よう…)
あなた
わ、私、眠くなったから寝るね?
炭治郎
Σまっ、待ってくれι!
あなた
恋の相談なら善逸くんにしたら?男同士なんだし!
炭治郎
いや、相談じゃない…//ι
あなた
想い人の自慢話?
炭治郎
…違う!
あなた
じゃあ何?
炭治郎
俺の好きな人は…
あなた
聞きたくない!
炭治郎
聞いてくれ…頼む!
あなた
……何で聞かなきゃいけないのよ…
あなた
(私が辛くなるのよ…やめてよ…)
炭治郎
あなたが他の男を想おうが関係ない!
炭治郎
俺はあなたが好きなんだ!
あなた
Σ……え?ι
あなた
聞こえなかった。今、何て言ったの…?

布団で丸まりながら言うと、炭治郎くんが衝立を避け、こちらを向き正座をしている。



――月明かりに照らされた彼の顔は、暗闇でも分かるくらい赤く見えた
炭治郎
俺が好きなのは、あなたなんだ。
あなた
………///
あなた
嘘だ…。カナヲちゃんは…?
炭治郎
カナヲは友達だ。
あなた
……やだ、私が炭治郎くんと釣り合うわけがないよ…///ι
あなた
ダメだよ…ι
炭治郎
俺は、あなたが良いのだが…//ι
炭治郎
あなたは誰が好きなんだ?
あなた
………//ι
炭治郎
教えてくれ…ι俺の心が張り裂けそうなんだ//ι
あなた
炭治郎くん
炭治郎
聞こえない
あなた
…たっ、炭治郎くん…!///
炭治郎
本当か…?
あなた
…嘘付く訳、ないでしょ//

私は起き上がり、炭治郎くんの方を向きながら言う

涙が、溢れた……
炭治郎
気持ちが、持たない…///好きだ、あなた
あなた
…炭っ//!

気がつくと接吻をされて、炭治郎くんの手は私のはだけた浴衣の中に入ってくる
あなた
ちょ、待って…!///
炭治郎
待たない…あなたを抱きたい///
あなた
っつ…//ι
浴衣の下は晒しをしてない為、脱がされて私の身体が徐々に露になる


その間も接吻は続き口内は侵され、身体中が痺れていく………
あなた
…っ…はぁ…//
炭治郎
あなた…っ…///
あなた
炭治郎くん…っ///


好きな人と結ばれるのって、こんなにも幸せで暖かくて、どこか切なくて…無敵になれる



―――カナヲちゃん、ごめん…

自分の気持ちに嘘ついて生きていくなんて、私には無理みたい。




あなた
(初めてなのに、抵抗感がない…)
あなた
…ああっ///
炭治郎
あなた…気持ちいいか…?//
あなた
う…うん…///

すごく優しくて、彼の気持ちが伝わってくる…


彼の愛撫は首筋、鎖骨、胸の頂…そして、誰も触れたことのない所へ…
炭治郎
指で慣らすから、痛かったら言ってくれ…
あなた
うん…///

そっと炭治郎くんの指が私のそこに入ってくる
あなた
んっ…ι///
炭治郎
ごめん…!痛いか?ι///
あなた
ううん…初めてだから…その…ι///
炭治郎
("初めてだから"……!)
炭治郎
そうか///優しくするから、少し我慢してくれ
あなた
うん…///



―――そして、

抵抗がなくなり、痛みが快感に変わりそうな頃、炭治郎くんのそれが私の中に…




あなた
あ…っ…ι///
炭治郎
っ…力を…抜いてくれ…//

力を逃がすように接吻をして、漸く私たちはひとつになれた
あなた
はぁ…あっ…炭治郎くん///
炭治郎
あなた、あなたっ…///


……二人で登り詰め、果てた



身体が、心が…満たされていく…

この上ない、幸福感…


―――――――――――――――
――――――――



―――昇ってきた陽の光に照らされて、私は目が覚める


隣には、そんな私を見つめる愛しい彼の顔…


炭治郎
…おはよう。身体は大丈夫か?
あなた
お…おはよう…///えっと、その…大丈夫…です//
炭治郎
それは良かった。
あなた
うん…///
炭治郎
あなた、愛してる//
あなた
私も、炭治郎くん、愛してる//


くすぐったくて、照れくさいけど、一生忘れない朝になった――――



…end
―――――――――――――――――――――
今晩は。

初?炭治郎R18…///

やってしまった…ι途中で訳分かんなくなりました。
浮気してる気分…←

いえ、私は物書きなので!!←
切なく張り裂けそうな気持ちを表現できてたかなぁ…ι
しかもぬるいR18でごめんなさい(;>_<;)

お相手が善逸でないと恥ずかしくて…ι

お粗末様でした!

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