結局この後は変わりなく勉強を進めた。
__________________________夏休み後半省略
発展もないまま学校が始まる。
廊下を歩いていると女子たちが私を見ながらざわざわしている
噂話をしているように見えた。
『ねぇ、あなたの下の名前さん…だっけ?』
「…はい」
嫌な予感しかしない
みんな一斉にこちらを真剣に見ていて、
『翔太くんと付き合ってるの?翔太くんっぽい人とあなたの下の名前さんがキスしてるところ見かけたって言ってる人いて』
「え…?」
うそ。こんなに話題になってたなんて思っていなかった。
『りなに聞いてみたんだけど、付き合ってるのかもねって言ってて』
付き合っていないことは本当。
でもキスしたことに関しては、何も言えない。
「えっと、」
うわーごめん!!
肩に手を回された。
照『それ人違い。俺とあなたの下の名前付き合ってるから違う。ね?』
「え?あ、うん。」
『そうだったんだ…あ、ごめんね?』
周りもなんだ〜みたいな感じで去っていった。
なんて気にしてる場合じゃない!
照と付き合ってるって広まっちゃう。
照『うーわ、やっちゃった』
「大丈夫、ありがとうね!」
翔太にこのことが耳に入ったらどうしよう。
「付き合ってるふりしてたほうがいいよね、」
照『でも翔太お前の…』
「先に教室入ってるね」
話を遮ってこの場から出た。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。