あなたside
(2月13日)
さて、お付き合いから約1ヶ月が経とうとしております。
(飛ばしすぎとか思わないで)
そして明日、早くも一大イベントがやってきます。
そう
まぁ別に、メンバーに渡すやつは用意してあるから、深く考える必要は無いんだけどさ。
…………問題はあいつだ。
マサイには用意してあるのとは別に、もう1つ別に用意することにした。
もちろん手作りで。
ンダホの彼女ちゃんに相談に乗ってもらって、
今回作るのは「マカロン」にした。
理由は、「編集中でも食べやすいように」ってのと、
「あなたは特別な人」って意味も込めて……。
………一応、他の候補もあったけどね!
けど、万が一のこともあるから!
というか、絶対知らない。
それでバロンはわかってくれたらしく、キッチンのカウンターに大人しく座った。
話してることが分かるのか、
律儀に返事をくれるバロンに、思わず笑ってしまう。
………というか、どうやって渡そう( ˙-˙ )
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!