僕とこうさんは、中学1年生の時に会った。
出会う前の僕は、「劣等生」という言葉が一番お似合いだろう。
勉強もスポーツも出来ない。女子力なんてものとは無縁だった。
前髪をいじる女子を見て、何が変わるんだろうと疑問に思いながら、「くだらない」と思っていた
日々。そんな僕が僕は大っ嫌いだった。
そんな僕を変えてくれた、受け入れてくれたのが
今の彼氏、こうさんだ。
こうさんとは、中学1年生のデイキャンプの一部の係、レク係で出会った。
教室の隅っこで腕を組んで突っ立っている。
静かで、周りの人と一言も話さずに。
まるで、もう一人の僕を見ているみたいだった。
僕は、つい興味をもってしまった。
だって、絶対面白いもん。あぁいう態度の人って。
話す機会もあり、気づいたら僕から声をかけていた。
そんな他愛もない話から、僕らは仲良くなっていった。
デイキャンプ当日、レク係が出る前に少し話をした。
そして、僕らの番が来た。
レクは大成功だった!先生も、学年のみんなも
みんな笑ってて楽しそうだった。
僕も嬉しかったけど、僕は、こうさんと一緒に
この最高のレクを成し遂げられたことがとても嬉しかった。
その後、僕らは中学2年生になった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!