第27話

☀️誕生日
328
2021/07/15 10:00 更新
ホソクへ


お誕生日おめでとう
いつもテレビや雑誌に取り上げられてる姿を見て、頑張ってるなぁって感激してます。

体調崩してない?
ちゃんと寝れてる?
ホソクは疲れやすいし体調も悪化しやすいから心配だよ。
今月は会えなくて残念だけど、頑張ってるホソクを見て私も頑張るね!

そして今日は、直接言えそうにもないので手紙を書きました。
ちょっと恥ずかしいけどちゃんと最後まで読んでね。


最近ね、私達少しだけすれ違ってるかなって思うことがあるの。

今まで乗り越えてきたし、
私もホソクも変わったわけじゃないし、
こわいことはないはずなんだけど。

やっぱり、ホソクにはホソクの夢があって
私には私の夢があって
それをお互い邪魔してしまうのは私たち自身がやり切れないんじゃないかなって思います。

私は、自分の夢と同じようにホソクには夢を叶えて欲しいと思ってる。

それには、私という存在は少しだけ荷が重いかもしれないね。

そう思ったらちゃんと決心がつきました。
私、4月からイギリスに行くよ。
本格的に勉強してくる。


私たち、まだまだ半人前だよね。
これからもっともっと頑張るよね?
だからお互い、少しだけ離れた場所で応援するべきなのかな。


来月会えるの楽しみにしてます。


愛してるよ。
あなた

涙で滲むメッセージを読んでから同封されているプレゼントを開けた。

恋人に贈るプレゼントって確か意味があったはずだよな…
スマホで検索して目を見開いた。
持つ手が震えてくる。


"あなたと同じ時間を共有したい"
"この先も一緒に過ごしていきたい"
"あなたを束縛したい"


あなた、おかしいよ。
言ってることとやってることが違う。
なんで強がるんだよ…?
俺の前ではそういうの隠さないはずだったじゃん。

Hk
くっ…、、うっ…、、
ベッドの中で、声を殺して泣いた。


彼女を強がらせてるのは、紛れもなく俺自身なんだ。

情けない、やるせない、

そんな涙は朝まで枯れることなく、次の日珍しくパンパンに目を腫らした俺は散々怒られる羽目になった。

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