それからはすぐ自分の教室に分かれた。
ユさんだ…。
目の前に立ちはだかったニイナ。
それからすぐに自分の席に座って行った。
そして私たちのすぐ隣では,
教室のドアの前に学年の男子が全員で群がっていた。
クラスメイト〝でさぁ,転校生最悪なんだよ。〟
クラスメイト〝ホント。まじあいつキモいんだよ。〟
クラスメイト〝男子も女子もテンション超下がった。〟
B組の人〝それは嫌だわぁ~。〟
C組の人〝それな。キモすぎだろ。〟
クラスメイト〝行動見ただけでぶりっ子って分かる。〟
C組の人〝んなもん誰でも分かるだろ。〟
B組の人〝まぁな。キモすぎだわㅎㅎ〟
もちろんテヒョンも居るわけで。
クラスメイト〝ユ・ハナ。〟
全員〝似合わね~名前だな~ㅋㅋ〟
B組の人〝なに?あのぶりっ子に興味あんの?ㅋㅋ〟
C組の人〝なわけね~だろ。こんな美形が_〟
全員〝あんなブスと!ㅋㅋ〟
クラスメイト〝あ,ぶりっ子がどんな名前してるか?ㅋㅋ〟
B組の人〝は~い!似合わね~名前してま~すㅋㅋ〟
C組の人〝正解!!お前は100点満点だ!〟
全員〝うぇ~~~~い!!〟
いやいやいや。
本人すぐ近くに居るのにそんな大声で!?
ニイナも態度がすごいし…。
どれだけ嫌がられてるんだろ…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。