第16話

🐯
1,862
2018/06/27 13:17
休み時間が終わって,

今日最後の授業(6限目)を受ける。




その6限目の準備を始めようとした。
テヒョン
テヒョン
あなた~!!
突如教室のドアから私の名前を叫ぶテヒョン。



クラスメイト〝来た♡〟(小声)
you
you
ん~?
なに~?
私は走って駆け寄って行く。
テヒョン
テヒョン
数学の教科書忘れた。
次数学だから借せ。
手を差し出して堂々としてる。
you
you
言い方酷すぎでしょㅋㅋ
笑いながら教科書を手渡そうとした。



















その時。
ハナ
ハナ
こんにちは~!
私ユ・ハナで~す♡
どこからともなく現れたユさん。
テヒョン
テヒョン
あそ。



女子に興味が無いテヒョンの冷たい態度に,


一瞬顔を変えた。







だけどすぐまた元のにこにこ顔に戻る。
ハナ
ハナ
ねぇあなたちゃん。
この人とどんな関係~?
you
you
えっとねぇ…幼馴染。
ハナ
ハナ
ふ~ん。
かっこいい幼馴染だねっ☆








テヒョンの腕を持ってそう言う。
ハナ
ハナ
名前なんって言うの~?♡
テヒョン
テヒョン
キム・テヒョンだけど。
ハナ
ハナ
テヒョンくんって呼ぶ♡
テヒョン
テヒョン
好きにすれば。
腕離せ。
あなた,早く教科書借して。
再び手を差し出してくる。







ハナ
ハナ
あ,テヒョンくん。
教科書ないの?
私の借してあげるよ!!




すぐにユさんは自分の鞄から


教科書を引っ張り出して来た。






笑顔で。
ハナ
ハナ
はい,これ♡
そう言って渡すと,

テヒョンはすぐに教科書を返した。
テヒョン
テヒョン
俺あなたに借りるし。
じゃああなた。
時間無いから借りてく。
私の手にある教科書をパッと取り,

すぐに自分の教室に帰った。







横を見ると,ユさんの顔は曇っていた_。

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