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第18話

エピローグ
それから月日は流れ……


ヒメルはあの町で一人暮らしをしていた。


ルーエと本を読み漁った図書館。


小さな冒険の舞台、シュバルツヴァルト。


ルーエとの旅の思い出がつまった場所。


そこに、ヒメルは住んでいた。


木で造られた小さな家。


庭に、木を組み合わせだけの小さな墓がある。


そして毎日、そっと墓に向かって話し掛ける。
ヒメル
ヒメル
今日は風が心地好いな……
ヒメル
ヒメル
そう思うよね…?ルーエ。
ルーエの声は聞こえない。


でも、暖かい風がヒメルの髪を揺らしたとき


ルーエの笑った、何とも楽しそうな声が


聞こえた気がしたのであった。
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