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第3話

部活
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2021/07/08 22:32
それで、男子バレー部に入った。

最初はサボりつつやってたけど、兄にはバレて、兄の監視の元、バレーをやった。

久しぶりのバレーは最悪なもので、上手くレシーブなんてできないし、スパイクもできなかった。

西谷「焦んなくていい」

と兄から言われてたが、やはり兄と同じが良くて、部活のあとも自主練をしていた。





ある日、北一と、練習試合をすることになった。

北一には、同じところでギターを学ぶ先輩がいた。その人もバレー部と言っていた。

僕はベンチスタートだった。

兄はリベロだった。

最初から、戦える。

羨ましかった。

一緒の舞台にたちたかった。

もっと練習して

練習して

練習して

絶対に一緒の舞台に立つ。

そう、ベンチで固く誓った。

と同時に

サービスエース。

相手のだった。

綺麗な一点。

で、

大きな失点。

サービスエースを決めたのは、3年生のセッターらしい。

僕は憧れを抱いた。

そのあとはその人に釘付けだった。

無心に追いかけた。

その人はサーブだけじゃない。

セッターとしても輝いていた。

本当にかっこよかった。

試合は、北一が勝った。

結果はどうでもよく、終わった瞬間ただその人を追いかけた。

あなた「あ、の!」

岩泉「及川、呼ばれてるぞ?知り合いか?」

及川「いや、違うけど、、?千鳥山の1年生くんかな?」

あなた「サービスエース、すごかったです!力強くて、惹き込まれるような、!あと、セットアップも綺麗で、みんな打ちやすそうで!」

岩泉「よくみてんな。」

及川「すごいね~観察力。でも君ベンチでしょ?今度はコートの上でそれができるかな?」

あなた「う、、できます、、!」

及川「ふーん、ま、がんばれー」

及川「絶対撃ち抜くから。」

空気が変わった気がした。

岩泉「なに年下相手に燃えてんだよ。」

あなた「じゃぁ、僕も撃ち抜く気で挑むんで、、!」

及川「そっかそっかーw待ってるねーw」

とことん煽られた。

兄よりウザイ。

岩泉「ほら、いくぞ。」

及川「はーい」

絶対にあいつは、僕が倒す。

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