第26話

ちゃんと話そう
659
2018/03/16 13:05
あなた

大牙先輩ぃぃぃ。・°°・(>_<)・°°・。

大牙
大牙
おっと!あなた?///
今は休み時間ね

私は授業が終わってすぐに大牙先輩の教室に走った

で、ちょうど教室から出てきた大牙先輩に抱きついたわけであります
あなた

もうやだぁ

大牙
大牙
ハイハイ、おいで
私は大牙先輩と付き合ってから初めてすごく大胆なことを無自覚でしている
周りに人が居るのに…

大牙先輩に自ら抱きついてしまっていた

これ後で気づいた

まあ、泣いてるんでセーフ…うんセーフセーフ!
♡♡♡♡♡♡♡屋上♡♡♡♡♡♡♡
あなた

なんかねぇ
天奈ちゃんと目が合ってねぇ

大牙
大牙
うんうん…
あなた

でも私、わかりやすく逸らしちゃったの…(><。)

あなた

絶対に傷つけたよねぇーーー

大牙
大牙
大丈夫だよ騎士ちゃんも…
分かってる…と思う
あなた

ひっく…ひっく

私は泣き止むまで大牙先輩に抱きついてい
そして、泣き止んだ時にやっと大牙先輩に思いっきり抱きついているのに気が付いた
あなた

バッ…は、はわわわ!//////

私は恥ずかしくなって勢いよく離れた
大牙
大牙
なぁーんだ
離れちゃうんだ
あなた

ご、ごめんなさい!

大牙
大牙
別にぃ(*´ω`*)
気にしないで😊
大牙
大牙
あなた
大牙先輩はにやけ顔から少し真剣な顔になって私に向かって手を伸ばした
あなた

っ…!

大牙先輩は優しく私の頬に触れた
あなた

???

大牙
大牙
目が真っ赤
あなた

そう?

大牙
大牙
うん…
そのまま、大牙先輩は私の頬から手を離さずに目を見つめて
大牙
大牙
ちゃんと騎士ちゃんと話してみたら?
あなた

話す?

大牙
大牙
うん、ちゃんと2人で話して解決したら?
あなた

うん…

不安だなぁ
天奈ちゃんと話すの初めて怖いと思ってる…
大牙
大牙
もし、騎士ちゃんがあなたを諦めないんだったら俺は騎士ちゃんを倒しちゃうかもしんない
大牙
大牙
(んーまあ、絶対ないだろうけどね
あなた

分かった…

私は天奈ちゃんに放課後話すと決めた

そして、何気なく時計を見たら休み時間は残り三分だった
あなた

大牙先輩、時間
後三分!

大牙
大牙
え?あーほんとだ
あなた

ごめんなさい!
私のせいだ!

大牙
大牙
あなたのせいじゃないよ
俺が頼ってて言ったんだから
あなた

でも…

大牙
大牙
まあ、いいから行こ?
あなた

うん!

♡♡♡♡♡教室前♡♡♡♡♡

私は大牙先輩に教室の前まで送ってもらい
教室に入ろうとしたが
ふと思った事を言ってみた
あなた

大牙先輩

大牙
大牙
ん?なーに?
あなた

あのね…天奈ちゃんの事
騎士ちゃんって呼ぶのやめない?

大牙
大牙
なんで?
あなた

だって…その…

大牙
大牙
???
あなた

た、大牙先輩が私の騎士でしょ?///

大牙
大牙
っ…/////
大牙
大牙
分かったよ///
んじゃね
あなた

うん

私は教室に入った

丁度みんなが自分の席に戻ってる時だった
私も自分の席に座った


そして、先生が入ってきて号令をして授業が始まった
授業はどんどん進んでいる中私は授業なんて耳に入っていなかった

天奈ちゃんと話すのがやっぱり怖いと思ってる自分がいる

でも、ちゃんと話したい
そして、ほぼ授業をちゃんと聞かずにチャイムが鳴った
あなた

天奈ちゃん…

天奈
天奈
あなた…?!
あなた

あのね、放課後に話したいんだ

あなた

いい?

天奈
天奈
いいよ、放課後ね
あなた

うん

♡♡♡♡♡放課後now♡♡♡♡♡
あなた

天奈ちゃん…

あなた

(頭を下げる

あなた

私は天奈ちゃんの気持ちに応えることは出来ません!

あなた

本当にごめんなさい!

私はしばらく頭を下げて黙っていた

天奈ちゃんの顔が思い浮かぶ

きっと…傷ついた顔で

でもすぐにフッ…と笑う…
天奈
天奈
フッ…-ω-
天奈
天奈
あなた、顔上げて?
私は…おずおずと顔を上げた

天奈ちゃんの顔はやっぱり思ってた通りうっすらと笑っていた

でも目には涙を浮かべていた
天奈
天奈
分かってたよ…
でもさ…私はあなたが好き
天奈
天奈
それだけは覚えて置いてね
あなた

うん…!

しばらくこの場に沈黙が漂った
天奈
天奈
あなた
天奈
天奈
私を振ったのは…私が女だから?
あなた

え…?

あなた

ううん!

あなた

大牙先輩が大好きだから

天奈
天奈
そっかぁ…
あなた

天奈ちゃん…

天奈ちゃんは下を向いて声を震わせて

そして…口を開いた
天奈
天奈
私は…いつも一筋で頑固なあなたが好き
天奈
天奈
これからもずっと…親友でいてくれる?
あなた

うん!勿論!

私がそう答えた瞬間

天奈ちゃんの目から大きな涙の粒が溢れ出た
天奈
天奈
でもさ…少しだけ…
泣かさせてぇ…(大泣
あなた

うん…

天奈ちゃんは私の方に顔を付けて大泣きをした

私が初めて見た涙だった

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