☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
あなたは俺を見つけて小走りで俺の元に駆けつけた
あなたは少し恥ずかしそうに
はいこれ…と言って可愛くラッピングされた袋を差し出してきた
俺は袋を開けて中を見た
中には手編みらしいマフラーと手袋が入っていた
俺は小さな箱をあなたに渡した
俺がプレゼントしたのはネックレス
そんなに高いのは買えないけどあなたに似合うと思って買った
俺はあなたからネックレスを受け取り
後ろを向いてと言った
後ろから俺はあなたにネックレスを着けた
あなたは可愛い笑顔でネックレスを見てから俺にお礼を言った
そして、俺らは俺の家に行った
そんなこんなで俺の家に着いた
俺はあなたの手を引いて家のドアを開けた
そして、俺はいや…俺とあなたは目を見開いた
あなたを見ると目が点になっていた
が、すぐに気を取り直し俺のバカ家族に挨拶をした
俺のおふくろに流されあなたはリビングに連れていかれた
そして、丁度昼だったので
おふくろに手料理を食べることになった
あなたはおふくろの料理を褒めてくれたり
親父のバカな言動に笑ってくれたり
じいちゃんの相手をしてくれたりとすぐにうちの家族と打ち解けていた
俺はあなたの様子を見ていてけなげで可愛いなぁ~とつくづく思った
なんだコイツら…
俺があなたとクリスマスを過ごそうと思ったのに
何故、コイツらがあなたとニコニコ笑っているんだ
じゃあ、と言って3人は出掛けて行った
そして2人きりになり俺の部屋に行った
部屋に入って、俺とあなたはベットの上に座った
あなたはニコっと笑ってから俺の机に目をやった
な、なんだ
あなたが急に褒めだした…と思ったら
急にポロポロと目から涙が出てきていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。