エイジside
俺たち3人は必死に走った。
あなたに謝るために
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ガラッ
先)あなたさんなら空くんと教室にいるけど?
そらにあなたがとられてしまうかもしれない
その一心で俺は走った
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教室の前についてドアの窓から覗くことにした
『おれ……がすきなんだよ』
『あいつじゃなくておれにしろよ』
誰が喋っているのか、誰をすきなのか見ないで聞き耳だけ立てて聞いてるからわからない。
でも、俺らならわかっちゃうんだよな、
今このドアの向こうで空があなたを抱きしめている事を
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!