第11話

11話
21,199
2021/04/12 11:46
キュッキュッ




ドンッ




なんか凄い私場違い感半端ない……。
天童 覚
じゃ、やるヨ〜!
牛島 若利
白布、頼んだ。
白布 賢二郎
牛島さんの頼みなら何回でもトスあげますよっ!!




白布って呼んでたから……白布先輩…?




で、いいのかな?




白布先輩がトスをあげた。




牛島先輩がそれを勢いよく打つ。




ドォンッ!!
(なまえ)
あなた
ッ……




凄い……。




どんなに練習しても、私じゃあの凄いスパイクは打てない。




技量が違う……。




そしてあの姿勢の良さ。




一瞬空中で止まっているようにも見えた。




あとはあれだ。




左利き。




バレーをする上で私だったら敵としてあたりたくはない。




流石強豪…………。




凄い…………。
天童 覚
どう?




天童先輩が聞いてきた。
(なまえ)
あなた
……凄い……としか私には言いようがありません
天童 覚
結構圧倒されてたみたいだけド
天童 覚
本当にうちでマネージャーやる?
(なまえ)
あなた
…………




私は……なにがしたい?




バレー?




友達を作って青春?




暗殺術を磨く?




いいや、宿題だろう。




なにがしたい。何を目指す。




まずはそれを見つけなきゃいけない。
(なまえ)
あなた
天童先輩
天童 覚
ん?
(なまえ)
あなた
先輩は……中途半端は嫌いですか?
天童 覚
まぁ……どうせだったらチャントしたいよネ?




ねぇ、殺せんせー。




宿題、始めたばかりなので




終わらせるには時間がかかりそうです。




でも、提出するノートの1行目は決まったよ。




『まだ、バレーに関わっていたい。』
(なまえ)
あなた
……マネージャー、希望します!
天童 覚




五色 工
五色 工
よっしゃ!




ほう……ありだな。




……ここか




マネージャーに希望したと同時に




この近くで事件が起きていたことを




私はまだ知らない。

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