第10話

楽屋にて
941
2019/12/31 13:29
その前に!!!!もう閲覧回数が800を超えています!!!!ありがとうございます!!!!
紅白歌合戦が始まった。
私は当然出れない立場なので、楽屋共々舞台裏で見守ってる。
時々、こちらの存在に気づいた大貴がウインクしたりしてくる。5歳児め。笑
あーあ、暇だなぁ
みんながいないとこんなつまんなかったっけ。
慧に確かこんなこと言われたっけ。
慧
そんな無防備なレースだらけの格好して。
俺らが出演してる途中に誰かに襲われないように俺のジャケット着てなよ。笑
あなた
あなた
言い方!誰が着るかよ!笑
ーーーーーーーーーーーーーーーー
あなた
あなた
実際着ろって言われたんだし…着ていいよね。
慧のこだわった柔軟剤の柔らかい香り。
来た瞬間にふわっとはじけた。

くそいい匂い…私より。

袖が精一杯伸ばしても届かない。
袖を手が見えるようにめくっても、腕がものすごく太くなる。
やっぱり、男の子なんだなぁ。
あなた
あなた
スンスン…ふぁー、落ち着く香り。
気づいたら抱きしめて匂いを嗅いでいたその上着。
なんだか、抱きしめられてるみたいだ。
慧
へぇー、本物よりそっちの方がいいんだ。笑
あなた
あなた
ん〜…ふぁっ!?/////
あなた
あなた
なななんで!?次に帰ってくるのは10分後じゃ…/////
慧
ん〜?笑 ちょっと水取りに来たらあなたが変態みたいなことしてるからさぁ〜?笑
あなた
あなた
ッ…/////
慧
否定、しないんだね笑
あなた
あなた
ま、まぁ…/////
慧
そんなに俺に抱きしめられたかった?笑
あなた
あなた
ちっ、違くて!///
慧の上着着ていいって言われたから着ようとしたら…すごいいい香りだったから…つい…。
慧
そんなら、本物の方がいいんじゃない?笑
慧
まぁ俺今衣装だから匂いはそんなに無いけd…
ギューッ
慧
…ッ/////!?
あなた
あなた
うは〜♡本人許可が出たから遠慮なしに嗅いでやる〜♡
ちょ…天然すぎません!?
あなた
あなた
スンスン…スンスン…
慧
え…待って待って…/////
ちょ…待っ…/////
スッ
俺はあなたから離れた。
慧
そんなに嗅ぎたいなら正月に洗いたてのやつ嗅がしてやるから////!!
今日はお預け///!
あなた
あなた
ちぇー、待ってる〜
慧
んじゃ戻るね〜
あなた
あなた
はぁい
あなたが甘い声でそういった後、俺は楽屋の廊下の壁にもたれた。
慧
(…やばい。これ正月天国かよ。理性持たねぇ…/////)
あなた
あなた
あーっ!
慧
ビクッ)
ど、どうした?
俺は慌てて立ち上がった。
あなた
あなた
あれ?そんなとこにおったの?
そ、それで…言い忘れたんだけど…
こ、このこと、誰にも言わないでね!?
慧
…むしろ言いたくねぇっつーの。///
あなた
あなた
そ、そっか!
あなた
あなた
今度はみんなにバレないように慧の部屋で2人でやろうね!?
慧
!?
ちょっと…それ…言い方…/////
あなた
あなた
ばいばーい!
やばい。
俺はいつの間にか出番が終わった程体が疲れきり、強い脈動を感じた。
このことは嫌でも言えねぇわ。

プリ小説オーディオドラマ