その前に!!!!もう閲覧回数が800を超えています!!!!ありがとうございます!!!!
紅白歌合戦が始まった。
私は当然出れない立場なので、楽屋共々舞台裏で見守ってる。
時々、こちらの存在に気づいた大貴がウインクしたりしてくる。5歳児め。笑
あーあ、暇だなぁ
みんながいないとこんなつまんなかったっけ。
慧に確かこんなこと言われたっけ。
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慧のこだわった柔軟剤の柔らかい香り。
来た瞬間にふわっとはじけた。
くそいい匂い…私より。
袖が精一杯伸ばしても届かない。
袖を手が見えるようにめくっても、腕がものすごく太くなる。
やっぱり、男の子なんだなぁ。
気づいたら抱きしめて匂いを嗅いでいたその上着。
なんだか、抱きしめられてるみたいだ。
ギューッ
ちょ…天然すぎません!?
スッ
俺はあなたから離れた。
あなたが甘い声でそういった後、俺は楽屋の廊下の壁にもたれた。
俺は慌てて立ち上がった。
やばい。
俺はいつの間にか出番が終わった程体が疲れきり、強い脈動を感じた。
このことは嫌でも言えねぇわ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。