第27話

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2020/08/06 04:53





家を空けると、鍵が空いていた。
あれ?私、開けたまま家を出たんだっけ?
私はテヒョンさんの靴を脱いで、家へ入った。
『……』
リビングのソファーで私を見ているのは彼だった。
彼の目線より上にいるはずなのに、何故か見下されてるようだった。
「か、帰ってたんだ」
『あぁ』
彼は低い声でそう言った。
何も聞かれてない。
良かった。
そう胸をなでおろした時だった。
『どこいってたんだよ。』
「っ、」
体が震えた。
なんて答えればいいの
ほかの男の家にいた?
そこで恋に落ちた?
貴方を嫌いになった?
彼と身体を重ねた?
私は色々考えに考えた結果。
「ネ、ネットカフェにいた。」
そんな答えを言った。
その瞬間、彼は立った。
『へぇ、そんな服で?』
『てか、そんな服見たことないけど。』
『あそこにある靴は?』
『その洗剤の匂いは?』
『そのシャンプーの匂いは?』
私は1歩引いた。
「ご、ごめん。」
「友達の家に、、いた、の。」
彼は私をバカにするように、フッと笑った。













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