私は一人でショッピングモールをフラフラしていた。
すると、たくさんの香水が置いてある可愛らしい店を見つけた。
私はその店に入っていった。
あれ…?
なんで私今あのことを思い出したんだ…?
私は疑問を抱えたまま外に出た。
今度は大人らしい雰囲気の服屋さんを見つけた。
私はその後も色んな店を回ったが、考えるのはさとみくんのことばっかりだった。
なんでこんなにさとみくんのことを考えてるのかは、自分でもわからない。
でも、でも…
もしかしたら私…
後ろを振り向くと、さとみくんが立っていた。
さとみくんは少し悲しそうな顔をした。
先に歩きだそうとするさとみくんの袖を
{ギュッ}
私はそっと掴んだ。
多分その時の私の顔は、真っ赤だったと思う。
下を向いてたから、さとみくんにはバレてないだろうけど…多分
{チュッ}
さとみくんは不意打ちをつくように、口にキスをしてきた。
{クイッ}
さとみくんは顎クイをして、またも口にキスをしてきた。
…ん?なんか、長くない?
え、長いよねこれ?
私は苦しくて少し息をしたら、さとみくんは口の中に舌を入れてきた。
さとみくんがいつまでも唇を離さないから、私は自分から離した。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。