第44話

最終話 るぅとくん
485
2020/06/10 13:44
(なまえ)
あなた
はぁ…
(なまえ)
あなた
やっぱ図書館は落ち着くなぁ…♡
本も読めるし、ビデオも借りれるし、なにより…
寝れる!!!
(なまえ)
あなた
(最高っ!!!✨✨)
その時、何かが私の頭に当たった。
(なまえ)
あなた
?!
(なまえ)
あなた
痛…
私は後ろを振り返るが、誰もいないし何もない。
(なまえ)
あなた
…?
(なまえ)
あなた
気のせい…?
姿勢を戻すと、さっきまで前にあった本棚がすべて消えていた。
(なまえ)
あなた
えっ?!
隣で本を読んでいたおじいちゃんも、本棚を調べていた管理員さんも、みんな消えていた。
(なまえ)
あなた
?!?!?!
(なまえ)
あなた
な、なななななななななんで…っ?!
どこからかバサバサっと、鳥が羽ばたく音がした。
この図書室にはもう何も残されていない。
カチンカチンと、灯りが消えていく。


闇が迫ってくるようで、こわい。
(なまえ)
あなた
き、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
〜〜〜〜
…さい…
起きてください…
(なまえ)
あなた
んん〜……
るぅと
るぅと
起きてくださいっ、あなたさん!!
(なまえ)
あなた
はぅっ!!
(なまえ)
あなた
る、るぅとくん…?!
るぅと
るぅと
も〜いつまで寝てるんですか!
(なまえ)
あなた
ごめん…
(なまえ)
あなた
って、ここシェアハウス!!
るぅと
るぅと
そうですよ、図書館で寝ていたのを連れ帰ってきました
(なまえ)
あなた
う、ばれてたか…
るぅと
るぅと
わかりますよそれくらい、あなたさんは寝るのが大好きですからね
(なまえ)
あなた
るぅとくんなんでもお見通しだねwww
るぅと
るぅと
そうですよ!なんでもお見通しですっ!
るぅとくんは得意げに言った。
(なまえ)
あなた
ふふっwww
(なまえ)
あなた
るぅとくんが彼氏だったら、私何もしなくて済むかも〜www
るぅと
るぅと
…え?
(なまえ)
あなた
あっ
私は思っていたことをそのまま口にしてしまい、真っ赤になって目をそらしてしまった。
(なまえ)
あなた
(や、やばいこれ絶対に変に思われてるよ…)
緊張しながらチラッとるぅとくんを見ると、
るぅと
るぅと
…っ/////
(なまえ)
あなた
(あれ?)
るぅとくんも顔を真っ赤にして照れていた。
(なまえ)
あなた
…るぅとくん、照れてる?
るぅと
るぅと
なっ?!///
るぅと
るぅと
て、照れてますよ…あなたさんがそんな恥ずかしいこと言うから…///
るぅとくんの方が恥ずかしいことしてたけどね?
いやまぁ、そんなことはどうでも良いのですよ
私はるぅとくんが引かなかったことに感動し、ニコッと微笑んで言ってしまった。
(なまえ)
あなた
私、るぅとくんのことすきだよ
すると、るぅとくんはもっと真っ赤になり、聞こえないくらいの小さな声でいった。
るぅと
るぅと
じゃあ、僕と付き合ってくれませんか…
しかし、私の耳はしっかりとるぅとくんの声を聞き取った。
(なまえ)
あなた
えへへ、もちろん!
私が言うと、るぅとくんは今までにないくらい大きな声で言った。
るぅと
るぅと
ほ、ほんとですかっ!?
るぅと
るぅと
どうしよう…めちゃくちゃ嬉しいです…///
ドキドキしているるぅとくんを見て、私は言った。
(なまえ)
あなた
こ、これからはカップルとしてよろしくね…///
るぅと
るぅと
はっ、はい!!
ウブな私達だが、これから付き合っていく上で後悔することは一度もないだろう。
だって、それくらいるぅとくんが大好きだから!

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