第13話

第十二話 過去編②
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2020/05/13 02:32
二人が離婚していないのは、私のおかげと言っても過言ではない。
私がパパのケータイをママの見つからないところに隠したり、ママがデートしてるところをパパに見つからないようにしてるのだ。
性格はあれでも、パパはATMになるし、ママも料理作ってくれるから。

だから、私が我慢すれば生きていけるのだ。
パパ
勉強しなさい!
はぁぁ…またリビングからパパの怒鳴り声が聞こえる。
(なまえ)
あなた
(私たちに真面目になってほしいなら、お前が真面目になれよマジ…)
私はパパに捕まらないように電気を閉めて寝てるふりをした。
ある日、
交通事故で、両親が一緒に仲よ死した。
私は二人とも嫌いだったけど、料理とお金の源がなくなってしまったため、
嬉しくも悲しくも感じなかった。
弟は、大嫌いな姉の私と一緒に暮らしたくなかったのか、どこかに消えてしまった。

何日か弟を探し回ったが、全く見つからなかった。
そして数日後、弟が警察に保護されたというニュースを聞いて、安心した。
(なまえ)
あなた
(私のとこにいるよりも、警察のとこにいた方があいつは安心するもんな)
それから私は、完全に一人になった。
すとぷりに出会うまでの3ヶ月間、私は友人の家を転々としていた。
〜〜〜〜
ふーか
ふーか
違うってば!包丁はこうやって持つの!
(なまえ)
あなた
え、こ、こう…?
ふーか
ふーか
あ、そーそー!それでこうやって、サクッて刃を入れて…
〜〜〜〜
ゆぅちゃん
ゆぅちゃん
バイトはねー、ここがおすすめ!
時給が高い上にホワイトなんだよね〜!
(なまえ)
あなた
ゆぅちゃんはここで働いてるの?
ゆぅちゃん
ゆぅちゃん
え?私働いてないよ?
(なまえ)
あなた
(私なんで今働いてない人にバイト紹介されてんのかな)
〜〜〜〜
わか
わか
え〜?食費と宿費?そんなのいいってば〜w
(なまえ)
あなた
ほんとに?!わかちゃんありがとう!
なんかお礼を…
わか
わか
お礼なんていらないいらないwww
(なまえ)
あなた
あっ、イケメン紹介しようかっ?!
わか
わか
して
〜〜〜〜
(なまえ)
あなた
……それで、すとぷりのみんなに出会ったんだよね〜
(なまえ)
あなた
だからね!ふーかちゃんたちは私の命の恩人なの!
ころん
ころん
あなた、僕らがすとぷりって気づいてたんだぁ
(なまえ)
あなた
あ、なーくんに教えてもらったの
(なまえ)
あなた
それでそれで、ゆぅちゃんが教えてくれたバイトほんとにホワイトで…って、ころんくん?
ころん
ころん
スー…スー…
(なまえ)
あなた
あ、寝ちゃった
も〜そっちが聞いてきたくせに…
サラサラの髪の毛、少し青がかかった長いまつげ、雪のような白い肌…
(なまえ)
あなた
(い、いけめん…!)
私は不覚にも、ドキッとしてしまった。
そして私は、ころんくんを起こさないように電気を閉めて、同じベッドに入った。
(なまえ)
あなた
おやすみ、ころんくん。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
ゆうり
ゆうり
しゅ〜〜りょ〜〜
ゆうり
ゆうり
いかがだったしょうか!
ゆうり
ゆうり
ころんくんといるときは、あまりドキドキ展開を起こさないようにしてる(ただ単に主の好み)
ゆうり
ゆうり
とゆ〜ことで!
ゆうり
ゆうり
おつぷり〜〜!

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