自分の性格に難アリなのは
とっくの前から知っている。
口調がきつくてみんなに
不快な思いをさせてるのも分かってる。
知ってて直せていないのだから
皇輝には甘えられない。
でも結構気になっちゃうわけで
「あなたちゃんってさ厳しすぎるよね」
「確かに!ちょっと近寄り難いし怖いよね」
「ってかなんか委員長ってだけで偉そうじゃない?」
「なんであんな子が皇輝くんの彼女なの?」
「それな!不釣り合いだよね!」
やっぱりそうだよね。
周りに気を配れてみんなに優しくて
頼りになってかっこいい皇輝に
ブスで悪口いわれてる私なんか
元から釣り合ってなかったんだ。
行事も、恋も、上手くいかないな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。