第14話

寒くて切ない冬
101
2019/03/13 14:03
花乃side



冬休み に入った



夏希の衝撃的な 発表から 1週間経つか経たないかぐらい




クリスマス



無論 みんなで パーティーをしたり
一応受験生なので

勉強会をしたりした





楽しかった


でももうすぐで夏希と、お別れなんて




考えたくなかった






でも だからこそ 今の時間を楽しんだ




その日は 夏希ん家に泊まった



寝ている時
ふと起きてしまって




スマホを見ると


2時30分



まじかー もう一回寝るかー


と思い寝ようとした時





.....夏希がいない?




心配になって部屋中見回した



すると

夏希はベランダにいた





[夏希? 何してるの?]



『あー ちょっとね 』


『 月 綺麗だなーって 寂しくなっちゃって』


[そっか......]


[人形病 どこまで 進んじゃったの?]


『もう足は そろそろ ダメかな....... 』




[そっか]


[じゃあ 歩いていかないといけないところ 早くみんなで行こうね]



『うん 』


夏希は泣きそうだった


私も泣きたくて泣きたくてしょうがなかったけど



夏希の前で泣いたら さらに悲しませてしまうと思って耐えた



2人で空を眺めていると

『 忘れないでね』


ふと 夏希が言ってきた


その頬には涙が流れていた



[絶対忘れないよ いつまでも]


夏希は安心したように 泣いた





弘樹side


正月


みんなで 初詣だ



朝3時ぐらいから 初詣に行って
その後みんなで 初日の出を見た




『 初日の出綺麗だったなー』


[そうだねーww]


[そう言えばおみくじどうだった?]



みんなでおみくじを引いたので見ることにした



『 やった! 大吉!』


夏希が嬉しそうに言う!


『あー!私も 』

花乃もだ



『えっ!? 凶....... 』


陽が悲しそうに言う


『 最悪だよー 恋愛運で 理想の人がいなくなるってさー えー』



その言葉を聞いて

俺と花乃 はドキッとした


夏希は 寂しそうに 陽の方を見ていた




[俺は 吉だったな!ww]


場の雰囲気を 明るくするため

そんなことを言ったら


またみんな明るくなった



よかった








タイムリミットはもうそこまで来ていた

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