第41話

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2021/12/11 13:14
瑞稀side
瑞稀「ん…ふぁ…」
人の気配と電気の明るさで目が覚めた。

ゆっくり目を開けると、隣には橋もっちゃんが眠っていた。
?「あ、ごめ…起こした、?」
突然声がした方を向くと、少し気まずそうにしたがりさんがいた。
瑞稀「がりさんか。全然大丈夫だよ」

蒼弥「…うん」

瑞稀「……どうかした?」

蒼弥「え?」

瑞稀「あ、いや……」

蒼弥「?」

瑞稀「いや、ごめん。気のせい」

蒼弥「そっか…?」

瑞稀「うん……」

蒼弥「……」
がりさんの様子が変……だった気がする…。

なんか、顔色悪いし、ずっとそわそわしてる。

なんだろ…。
?「あ、おはよ」

瑞稀「優斗。おはよう」
俺がそう言うと優斗は俺の方をじっと見た。

『え、何?』

そう言おうとした時だった。
優斗「がりさん」
優斗ががりさんの名前を呼ぶと後ろから『ひぇ…っ』ていう声が聞こえた。

いつの間に俺の後ろに来たの…。

そんな疑問を抱きながらがりさんを見ると、肩が少し震えていた。
瑞稀「がりさ… 「がりさん」 …っ」
優斗のいつもより低い声に俺は言葉を詰まらせた。
蒼弥「っ、はい……」

優斗「……はぁ…」
そうため息をついて今でもずっと震えてるがりさんのとこに行く優斗。

すると、優斗はがりさんの顔を両手に挟んだ。
優斗「なんでちゃんと寝ないの」

蒼弥「……っ」

瑞稀「え…。がりさん寝てないの?」

優斗「うん。目の下クマできてるし、最近昼に寝ること多いよね」

蒼弥「…っそんなことない!ちゃんと、寝てるし、っ」

瑞稀「がりさんっ」

蒼弥「俺は、!大丈夫だもん!!」

優斗「……あっそ」

瑞稀「優斗…っ」

蒼弥「……っ」

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